漫画家のアシスタントの仕事とは?「あしたのジョーに憧れて」が刺激になりました。

あしたのじょーやのたり松太郎で有名なちばてつや先生の元アシスタントとして働いた青森から上京した田中少年が、当時の実体験を鮮明に書き下ろした漫画を読みました。

何も分からない新人アシスタント少年が、絵を描く方法から、物を見る目など、ちばてつや先生や周りのアシスタント仲間から色々と教わりながら成長していく姿はこれから漫画家を目指そうとしてる人はもちろんの事、絵をかいたりデザインの仕事をする上でとても大切な事を教えてくれる漫画でした。

小学生の頃に自分自身漫画家になりたかったので、そんな時にこの本に出会いたかったなと思います。漫画家って大変と聞くけど実際何をしてるのか分からないでしょ?でもそんな裏舞台をぎゅーっと濃厚に見る事ができます。もうそれは大変なお仕事なんですよ!だからあれだけ人を感動させれるんです!

現在は1、2巻が発売してますが、

3巻ももう直ぐ発売します。楽しみだな。

新人時代の失敗

ちばてつや先生の元働き出した田中少年がアシスタント時代にやってしまった失敗。しかもちばてつや先生という巨匠が描いた1枚にインクをこぼしたら、それは誰しもクビを覚悟するでしょう…。

何もかも終わったと思った田中少年だが、ホワイトを使ってどうにか絵を修復するテクニックを先輩から教わりどうにか起死回生します。

絵の深みはアナログならでは

今だとパソコンを使ってctrl+zで戻れる作業がアナログだから戻れない。一発本番で失敗を許されない真剣勝負の世界。そこには、ペンとインクを使った、きれいすぎずにアナログならではの線のヨレや長年の経験からでる質感から絵の温かさがでてるんですよね。

中学生から父親の影響でのたり松太郎を読んでましたが、豪快にウィスキーを飲むシーンがなんとも好きでした。

掃除をすれば物の形を覚える

漫画では色々な絵が使われます。建物、室内、食べ物、人間、小物からこの世にあるものがなんだって描かれます。例えば公園の絵を描く時は公園の広さ、遊具の数、公園の周りはどんな建物があるか、どんな大きさで子供がどうやって遊ぶのかを漫画で描かなければいけません。

それは家の中をきれいに掃除する事により体と手を使って、「これはこういう角度で丸いんだ」、「トイレの構造はこうなっているんだ」という事を知っていると絵を描く上で非常に役に立つんです。

ぼーっと見てるだけでは決して脳にとどまらない。「あれはなに?どうなっているの?」と、常に頭にインプットしようと考える事が大切だと教えてくれます。グーグルで画像検索だけでは分からない事を実物を見る事で得られる知識は膨大なんですよね。スペキュラーの乗り具合とか反射具合とかはやっぱり実物をみないとね。

見るもの全てが原稿に活かされる。この見るというのは映画をただ流してみるじゃなくて、観察してどうなっているのかを自分で取り込む事です。意識してるので疲れるんですが、それが大切なんですよね…。

食べてる途中もよく見て観察とは恐れ入りますが、そこまでしないと説得力のある絵は描けないんですね。

知らないだけ

知識が増えればどう描けばいいのか分かる。田中少年が変わる瞬間!最初は何をやるにもダメだったけど、頑張っていれば突然見えてくる光があるんですよね。そこにたどり着くまでがとっても大変なんですが、諦めずに頑張ればいい事はかならずあると僕も思っています。

絵お描く方法を教えてくれる

絵を描く上での技術的な部分をとっても嚙み砕いで小学生でも分かるレベルで教えてくれます。ペンの使い方から、ホワイトの入れかた、修正の仕方から、スクリーントーンのはりかた、パースの描き方。

運動が大切

ただやみくもに仕事をこなしても、病気になっては元も子もありません。出不精だからと開き直らないで大きな病気になる前に運動する事の大切さも教えてくれます。

運動はストレスが減って気持ちが前向きになれます。

できない人に仕事はやってこない

田中少年が当時描くのが苦手だった車。

“力のない者には仕事がない。” 仕事をとるにはできるようになるしかない!漫画を描くのが楽しいよね!という上っ面の話だけじゃなく、裏の裏まで丁寧に書いてるので田中少年に感情移入していきます。

漫画は格闘技

納期におわれて睡眠不足でそれでも描き続ける。だからこそ、こだわりぬいた絵に人々が魅了されて物語が面白くて感動させれる。

時間がないからと中途半端な物を作っているだけだと、誰も感動させれずヒット作は作れない。

いい物を作りたければ極限まで時間を使い妥協をせずに頑張るしかない。そんな事を教わった今の自分にグッとくる漫画でした。

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