Quick Erosion Filterは、メッシュに対してリアルな雨・風・水流・時間の経過などで自然に削れたような形を侵食形状を追加できるBlender用ジオメトリノードです。
単純にノイズをかけるだけではなく、水が流れて削れたような複雑な谷構造を数式だけで再現しているのが特徴で、地形の傾き方向を計算して、その流れに沿うように縞模様を生成し、それを何層も重ねる事で枝分かれした谷や尾根を作っています。

さらに、単純に重ねるだけだと形が崩れるため、地形をセル状に分割して縞模様を補間し、不自然な継ぎ目を消しています。これにより、細かい谷が大きな谷から自然に分岐するような、本物の地形っぽい流れを表現しています。
また、山頂や谷底が潰れたり膨らまないように、フェード処理や正規化処理を使って形状を制御しているのも特徴で、小さい谷が大きな谷を壊さないようマスク制御も行われていて、複数の侵食層を重ねても形が破綻しにくくなっています。
最終的には、枝分かれしたV字谷・鋭い尾根・排水路のような細い筋まで再現できる構造になっていて、実際の雨水侵食に近い見た目を高速生成できるよう設計されています。しかも水シミュレーションを使わないため、GPUに優しくリアルタイム調整も可能です。
このノードは、Rune Skovbo Johansen氏がShadertoyで公開している侵食フィルターコードをGeometry Nodes化したもので、本人の許可を得て無料公開されています。
Blendファイルには、侵食フィルター本体に加えて適用サンプルや基本マテリアルも含まれており、地形制作や岩生成を手軽に始められます。
