建物を3DCGで作る人にはかなり重宝すると思います。
fSpyをダウンロードする
fSpyをインポートするblender用アドオンをダウンロードする
静止画に3DCGモデルを制作する場合はカメラデータが無いと手作業でアングルを合わせる必要がありますが、静止画の無料カメラマッチングソフトfSpyを使うと、カメラデータの無い写真でも基準となる場所を設定するだけでアングルの合ったカメラデータを吐き出してblenderでそのカメラデータを読み込む事ができるし、blender以外だと手作業で数値を入力してカメラを合わせる事ができます。
写真のパースを調べたい時にボックスを配置して1から自分で調べる必要がないので便利に使えます。ツールはmac、windows両方に対応しています。
実際にfspyを1から使っている動画
fspyを使って静止画にアニメーションモデルを配置している動画
fSpy – open source still image camera matching from Stuffmatic on Vimeo.
fSpyの使い方
ベースとなる写真を用意します。
fSpyを起動して写真を読み込み
建物の角を赤、緑、青のパースの軸となる部分を設定して.fspyデータを保存します。
blenderに無料でfspyデータをインポート出来るアドオンをインストールしてから
すると背景画像が張り付いているカメラデータが読み込まれます。
こちらがカメラデータです。
パースが本当にあってるのか確認する為に柱をボックスで作ってみると左側は合っていますが、右側が歪んでいるのが分かります。
パースが間違っているのではなくて、撮影された写真が後から画像編集ソフトで調整されている事が分かります。
fspyカメラデータを選んで、Xに90度、Yに0度を入力。
Lens設定のShift Yに数値を入力して
歪みが補正できているのが分かります。
全体をズームして
柱の位置を合わせてみると真っ直ぐに作られました。
屋根の部分を見るとまだパースが完全に合っていません。編集された写真を使うと、パースを完全に合わせる事は難しくなりますが、大体のパースを合わせる事には成功しています。