アニメ産業は年々右肩上がりなのに、それを支えるアニメーターの労働環境はなぜ低賃金で長時間労働なのか?
業界の構造としては製作委員会と言われるテレビ局や広告代理店出版社などが公開した作品の売り上げを山分け出来るが、制作会社には一切お金がはいってこない。
しかもアニメーターに支払われるお金は1枚200円。繊細さが要求され1枚の書く時間が求められていくが、1日に描ける量は20枚前後。
1ヶ月の給料は10万円前後となる。これはひどすぎますね..。
時給計算するとコンビニでアルバイトした方が人間らしい暮らしができますよ。現在手書きで絵を書いてる人が全員でボイコットしたら業界はどうなるんだろうか..。
小学生の時にデジモンアドベンチャーの格闘シーンに憧れアニメーターとなった男性が登場。月2万5千円の寮に入り、机の下で寝てギリギリの生活をしている彼の年収はなんと100万円。
アニメーターの1日の労働時間は平均して11時間なのに休日は月4日だけ。
とあるアニメーターは100時間の残業時間を超えていますが、もちろん残業時間など払われてないんでしょうね..。
最初は良いアニメを描くんだと意気込んだことでしょうが、頑張った人の末路と言えばお金持ちになるわけではなく、うつ病になって働けなくなってしまったとか、悲しすぎます。
若い頃は好きな事が仕事になるなんて幸せだと思って働き出し頑張ってみるものの、低賃金、長時間労働というブラック企業で働く辛さに辞めていく人が後をたたなくなりますよね。今まではそんな現実が表面化されていなかったらしいです..。
僕達が楽しめている楽しい映画はこういった下請けの人達なしでは作れないはずなのに、その人達は人間らしい生活が送れずに、旨味を味わっているのは偉い立場の人達のみ。アニメーターから宮﨑駿監督みたいになるんだ!と意気込んでも現実に飲み込まれる人が後をたたないでしょうね。
効率化して働く会社もある
1枚1枚手書きで描くのではなく、FLASHソフトで主要なコマだけを描き間の部分はパソコンソフトの機能で補間すれば手書きで描くコストから1/3もカットする事が出来るそうです。となれば、単純計算10万円だったお給料の人は30万円貰える計算になり、人間らしい生活ができるようになりますね。
番組の最後には税制優遇措置と書いてますが、僕から言わせれば安いお給料しか振り込まれないブラック企業でなんで我慢して働く必要があるのでしょうか..。さっさと辞めてしまえばいいんですよ。上司から嫌な事を言わされて無理やり働かされてるなら労働基準監督署に伝えるべきです。
若い頃は大好きな仕事に関われるからお金なんて関係ないと思っても、同窓会で久しぶりに会った友達がいつのまにか結婚して子供にマイホームまで手にして係長になってる人も現れますよ。そんな時にも給料は10万円のままで貯金も無く彼女もいなく孤独死するのは悲しすぎますよね..。残ったものはアニメのDVDの端っこに名前がのるぐらい。そんな事にならない為に今からアニメーターの人がやっておくべき事は、
仕事は手を抜き、早く家に帰って自主制作した作品をyoutubeにアップする!です。
技術を持ったスペシャリストなはずなのに安月給でこき使われる必要はありません!そもそも”アニメーターは安月給でもしょうがない”という風潮が間違っていますが、今すぐにメスが入り改善されないでしょうから、それでも働きたい人はやはり自分の作品を作り一攫千金目指して頑張るしか無いと思います。
楽しい日本のアニーメーションが見れるのは、その裏側で過酷な環境下で働く人がいてくれてる事を忘れてはいけないですね。