Adobeが2023年5月23日にPhotoshopの新しい機能、AIを利用したジェネレーティブ塗りつぶし、色補正プリセット、ペイントした部分を簡単に削除する機能、グラデーションをリアルタイムにより使いやすくなる機能を追加しました。
現段階ではPhotoshopのベータ版にだけ搭載されたジェネレーティブ機能では選択した部分に入力したプロンプトのオブジェクトを生成、背景を生成、足りない部分の画像を生成、選択した部分のオブジェクトを削除して必要な部分を自動的に生成してくれる機能を使用する事が出来ます。
Photoshop ベータ版 ジェネレーティブ機能
オブジェクトの生成
画像左側にロボットの人形を置きたいので、「toy robot wearing sneakers taking a selfle」と入力してジェネレーティブ機能を使うと木の机に置いてあるロボットが自動的に作成され3種類のバリエーションから選ぶ事が可能になりますが、その中から好きな画像を選び、さらにもっとバリエーションを作成する事も出来ます。木の地面にもしっかり影が落ちて馴染むように作成されています。
作成される画像はAdobe Stockの数億点の高解像度画像でトレーニングされているので知的財産に基いて作成されているので安心して使用する事が出来ます。
.別の画像では女性の耳部分に選択範囲を作りfashion earingと入力して生成すると自動的に耳に馴染んだイヤリングが作成されているのが確認出来ます。しっかり耳に影も作られていて馴染んでいるのが確認出来ます。
足りない部分の画像生成
例えば女性の右側の腕と背景が無い画像でも足りない部分を選択してジェネレーティブ機能を使う事で女性の右側の背景と腕が自動的に作成する事が可能です。
オブジェクトの削除
消したい部分を選択範囲で囲う事で自動的に消す事が出来ます。
Photoshop24.5の新機能
削除ツール
削除したい部分をペイントするようになぞるとその部分だけ削除され周りの整合性を保った状態の画像にしてくれます。スタンプツールなんか使う必要がなくなりそうですね。
色調補正プリセットでリアルタイムにプレビュー
新しく追加された30種類の色調補正プリセットを使う事で、パネルにマウスを持ってくるだけでどのような色に変化するのか瞬時に確認して気に入れば適用する事が可能です。
グラデーションの改善
リアルタイムでグラデーションの影響を確認出来るので今までのように何度も書き直す必要がなくなり、幅や透明度を調整する必要がなくなります。
Photoshop Beta版及び新機能は直ぐに使用可能
最新PhotoshopとBeta版は直ぐに使用する事が可能で、Beta版はCreative Cloudのアプリからベーア版アプリをクリックしてインストールする事が可能となります。