Final TopologyはBlender Conference2023で発表された、リトポロジーする時にオリジナルの細かなモデルに、サブディビジョンを使用したリトポロジーモデルを張り付けると、どうしても大体の形状があっているだけで隙間が生じてしまうのを、逆サブディビジョンスナップといわれる機能を使用する事で、出来る限り元の形状に合わせて綺麗にリトポロジーしてくれるアドオンがBlender公式のBlenderkitから販売開始されました。
Final TopologyはBlendermarkeで25ドルで購入できるアーティスト向けプランと、179ドルするCADプロフェッショナル向けの追加ツールが提供されるバージョンがあります。
Final Topologyの機能
・逆サブディビジョン スナップ 編集モードでメッシュの頂点をスナップし、サブディビジョン モディファイアが使用されている場合に、結果として得られるサーフェスがサーフェスにできるだけ近くなるようにします。
・ライブまたはシミュレーションモードで選択可能
・Neighbours levels 反復回数の設定を増やすと、綺麗にスナップして精度が高まる。
・ショートカットを使用して任意の反復回数で呼び出すことができるシングルステップ演算子。
・Unsubdivide 適用されたサブディビジョン モディファイア (ブレンダーまたはその他のアプリケーション) の結果として生成されたメッシュを取得し、元の低解像度メッシュを再作成します。- サブディビジョンの数、アルゴリズムの反復数の設定があります。反復回数が大きいほど、正確な結果が得られます。
・Freeze Shape- 結果の形状を可能な限り同じに保ちながら、サブディビジョン サーフェス モデルのトポロジを変更できます。
・アドバンストバージョンの機能
・制約 サブディビジョン サーフェスのスナップと連動する編集モードの制約。これで平面にスナップされました。さまざまなシュリンラップ モディファイア トリックと比較した主な違いは、すべてのコンストレイントがサブディビジョン サーフェス スナップとともにループ内で評価されるため、すべての条件が最適化されることです。
・その他の設定 近隣レベル、アルゴリズムの反復、特にさまざまなユースケースに合わせて重み付けアルゴリズムを選択できます。
・ループを法線平面に位置合わせ ループを取得し、その法線方向に位置合わせされた平面に位置合わせします。
・ループ スライドの最適化 ループのエッジ間の角度のバランスをとります。
平坦化選択- 単純な中央平面への平坦化演算子 (looptools に似ています)
使用方法
アドオンで直接ツールチップを読み取ります。すべてのボタンには、ツールを使用するのに十分な情報が必要です。
サブディビジョン サーフェス モディファイアがオンになっているメッシュが必要です。他のモディファイアはインタラクション中にオフになります。
ツールの具体的な使い方はこちらの動画で紹介されています。ボディにスナップする様子や、用意した球体に四角形を分割してリアルタイムに球体に吸着していきLoop Toolsから円を作成してもスナップした状態で綺麗に押し出しているのが確認できますが、もう少し他の形状で試した動画も見たいところです。