
Adobe Substance 3D Sampler 5.1.0が公開されました。
新しく小さなパターン模様があるテクスチャを自動でパターン部分を検出して詳細設定から微調整出来るAuto-Tilingフィルターの追加、部分的にPhotoshopのスタンプ機能と似たように修正出来るクローンスタンプ機能、色を別けてムラ部分を調整出来るイコライザ機能等が追加されました。
Auto-Tilingフィルター機能
Auto-Tilingフィルターでは最低でも9つのパターン目があるテクスチャを用意する必要があります。
テクスチャを読み込み詳細設定に進むと、パターン部分を自動検出して水色の点、四角い枠でパターン部分を検出してくれます。
パターンが適切に表示されているのか検出されたプレビュー画像を見ながら調整して、画像の真ん中部分の必要なパターン部分だけを枠で囲みリピートされるテクスチャを確認します。
Auto-Tilingでは水平垂直ではなかったり、照明が均一でない画像でも検出して、

クローンスタンプ機能
クローンスタンプ機能ではPhotoshopのスタンプのように部分的に修正する事が可能になります。スタンプ個所は回転して角度を合わせたり、エッジ部分をブレンドして綺麗に馴染せる事も出来ます。
画像の端のボーダー部分のつなぎ目を調整したい場合では、垂直に一度にクローンスタンプ機能を使ってペイントしてエッジ部分をブレンドして綺麗に馴染ませる事が出来ます。

インポートした画像に、にじみやアーティファクトがある画像でも修正、マルチカラーマテリアルをサポートするようになりました。
上の画像ではゆがみがありますが、パラメーターを調整する事でにじみを無くして下の画像のように綺麗で均一な画像に修正する事が可能です。また、ベースカラー、ノーマルカラー、ラフネスカラーとそれぞれのチャンネルで調整する事も可能。
以下のような色の分かれている画像でパターン部分に切れ目等が分かる場合でも、
2色に別けて白黒部分の濃度を調整して均一なベースカラーを作成する事が可能になっています。

Flatten layers機能
複数のレイヤーを1枚にまとめる事が可能になり、パフォーマンスを向上させる事が出来ます。
その他の追加機能についてはSubstance 3D Sampler 5.1.0こちらのページより確認する事が出来ます。