今回はTRIPOとMixamoを使い、キャラクターの制作からアニメーションシーンの完成まで、1から挑戦してみました。MixamoはAdobeアカウントがあれば無料で利用できます。
TRIPOでは、画像を読み込んでから約3分で3Dモデルが生成されたため、キャラクターや室内の小物を短時間で用意できました。
Blenderに配置して全体を確認しながら、「ここに机が欲しい」「この小物は必要ない」と判断して素材を追加できるのが便利です。すべてを手作業でモデリングする場合に比べ、シーンを形にするまでの時間を大きく短縮できました。
TRIPOを日本語表記にする
まずは1枚画像から3Dモデルを生成してくれるTRIPOを右上のアイコンから日本語表記にします。
1枚画像から3Dモデルを生成する事もできますが、顔に髪の毛が掛かっている場合テクスチャやモデルが重なってしまうのを防いだり、髪の毛を揺らしたりする場合は別パーツとして書き出すと綺麗に生成されて、後からの調整も便利になります。
顔の3Dモデルの生成
AIで作成した画像を用意したら、まずは顔の3Dモデルを生成します。今回は正面と左側面の2枚の画像を用意して、綺麗なトポロジーで生成してくれるスマートメッシュ機能を使いました。
3分程待つと、綺麗な四角形トポロジーで顔モデルが生成されました。
目や眉毛だけでなく、口の中も作られています。
3Dモデルが生成されたら下の「テクスチャ」を押す事で、3Dモデルを生成した画像から自動的にテクスチャも生成できます。
読み込んだ画像からテクスチャが生成されました。これで顔は完成です。
今度は髪の毛の画像を正面・左右・後ろから用意して読み込みました。
ポリゴン数は10000に変更して生成しました。髪の毛は四角形ポリゴンで綺麗に作られています。1枚だけの画像だと上手にテクスチャなど反映されない場合は正面・横・後ろなど複数枚用意すると綺麗に作成しやすくなります。
顔部分を無くした体だけの画像を読み込み3Dモデルを生成します。
ただし、後ろからみると、鞄の背面が元画像では見えなかったため自動的に生成されて、大きな鞄となっています。鞄の大きさやデザインを指定したい場合は、横、後ろに読み込む画像をしっかり作れば問題なく生成してくれます。
作成したデータはエクスポートボタンからOBJ、FBX、GLB、USD形式等でダウンロードできます。今回はGLB形式でダウンロードしました。
①ダウンロードしたglb形式データをBlenderにドラッグします。
②ウィンドウが表示されるのでglTF2.0をインポートを押します。
アニメーションを作成するAdobeのサービス、Mixamoにデータを入れ込むので、顔・髪の毛・体を結合して、FBXでエクスポートします。
今回は簡単にアニメーションを作成出来るAdobeのサービスMixamoを使います。
Mixamoはアドビアカウントがあれば誰でも個人・商用利用で無料で使えるサービスで、キャラクターのFBXデータをアップロードするだけで、自動でボーン・ウェイト設定された600種類以上のアニメーションを作成できます。
Mixamoにログイン後、FBXデータをドラッグアンドドロップすると、
先ほどTRIPOで作成したキャラクターが表示されるので、首・手首・肘・膝・股にマーカーを配置すると、直ぐに設定されたキャラクターが作成されます。
設定が完了すると、600種類以上あるアニメーションのサムネイルを選ぶと、読み込んだキャラクターが直ぐにどのような動きになるのかアニメーションが表示されます。
アニメーションデータはFBX形式で直ぐにダウンロードする事が可能で、
Blenderに読み込み、スペースキーを押すとアニメーションが再生されます。
マテリアルが外れているので、Tポーズだったキャラクターから同じマテリアルを割り当てます。これでアニメーションの付いてるキャラクターの完成です。
先ほどの女性と同じくTRIPOのスマートメッシュを使うと、穴の開いてる洋服なども考慮して、破れた洋服の形状までメッシュで再現されているのが分かります。
Mixamoに読み込みこちらはゾンビの歩きをするアニメーションを付けました。
Blenderに読み込んでみると、良い感じに作成されているのが分かります。
室内・小物素材などを作成する
背景シーンの学校の廊下に配置する3D素材は全てTRIPOで生成した物を使いました。
(地面と天井だけ平面プレーンにAI作成したテクスチャをリピート使用してます)
植物素材はクローズアップしても葉が1枚1枚作られていて、さらに茎がついて作成されていました。
作成した素材をBlenderで配置していきます。3分程でモデルデータが生成されるので、途中でどんな素材が必要なのか、やっぱりいらないのかを直ぐに判断出来るので非常に便利です。

TRIPOとMixamoを使ったアニメーション制作まとめ
今回はTRIPOで女性とゾンビのキャラクター、学校の廊下や小物を作成しました。キャラクターにはMixamoでアニメーションを付け、Blenderで配置とライティングを行って、一つのシーンに仕上げています。
TRIPOのスマートメッシュでは、ポリゴン数を指定しながら綺麗なトポロジーのモデルを生成できました。キャラクターだけでなく背景素材も扱いやすいデータになり、Blenderでの作業を進めやすく感じました。
背景素材を短時間で作れるので、シーンに配置して全体を確認しながら、足りない机や椅子、植物などを追加できたのも便利でした。必要なものを最初からすべて決めなくても、制作を進めながらシーンを作り込めるのが何よりも良い点です。
キャラクターと背景を含め、数時間でアニメーションシーンを形にできたので、映像の雰囲気や構図を素早く試したいときに、TRIPOとMixamoの組み合わせは役立つと感じました。









































