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Blender 3.5が公開!プロシージャルに調整出来るヘアグルーミングツールにベクターディスプレイスメントマップ、リアルタイムコンポジター機能など追加

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Blender 3.5

Blenderが最新3.5のアップデートバージョンが公開され公式ページから無料で誰でもダウンロード出来るようになっています。

今回の目玉は、ジオメトリノードで動く新しいヘアグルーミングツールが追加され、アセットからノードグループを追加して様々な髪型や動物の毛の動きを作成する事が出来ます。プロシージャルに作業出来るのでストレートヘアーをカールのあるノードをドラッグドロップするだけで瞬時に毛の質感を変更する事が可能でモディファイアの設定から細かな調整をする事が出来ます。

その他にベクターディスプレイスメントマップのブラシの使用やリアルタイムにコンポジット出来る機能にUSDZデータのインポートエクスポートが出来るようになったりと様々な機能が追加されています。

ジオメトリーノードを使用した髪の毛は26種類のプリセット付きで使用可能

ジオメトリーノードを使用してあらゆる種類の髪、毛皮、草等を作成する事が可能です。Blender3.5には最初から26種類のカテゴリ別けされた髪のアセットが含まれいるので直ぐに使用する事が出来ます。


髪の毛のシミュレーションはまだ作成中らしいので今後に期待したいと思います。

ベクターディスプレイスメントマップのブラシの使用が出来るようになりました

ベクターディスプレイスメントマップ (VDM) ブラシのサポートが、スカルプト モードの描画ブラシに追加されました。このタイプのマップを使用すると、1 つのブラシ塗り付けで複雑な形状を簡単に作成できます。綺麗に使用するにはVDMテクスチャをOpenEXR形式でカラークランプを無効にする必要があります。

デモファイルをダウンロードするとどのようなことが出来るのか実際に試して確認する事が出来ます。

リアルタイムコンポジッター


リアルタイムにコンポジット出来るベータ版として公開されていましたが、遂に本リリースされました。一部のノードはまだ使用できませんが、GPUベースを使用した高速処理が可能になりました。他ソフトを介さなくてもBlenderだけで色調整からエフェクトを加えて作品が作りやすくなっています。

MacOSを使用したMETALでのパフォーマンス向上

macOSでは、3DビューポートがMetalをネイティブに使用するようになり、アニメーションの再生とEEVEE レンダリングのパフォーマンスが大幅に向上しました。

CyclesでLight Treeが使用可能になりました。

Cyclesはライト ツリーを使用して、多数のライトを含むシーンをより効果的にサンプリングするようになりました。 これにより、ノイズを大幅に削減できますが、サンプルごとのレンダリング時間が多少長くなります。使用するにはライトパネルのLight Treeにチェックをオンにするだけです。

Blender 3.5 は、USDZファイルのインポートとエクスポートのサポートを追加します。

.usdz ファイルは、便利な共有のために画像、オーディオ、およびその他の .usd ファイルを含めることができる zip アーカイブです。

Bleder3.5にはその他にもスポットライトを自由に形状を変更出来たり、エリアライトのノイズが大幅に減少してスムーズにレンダリング可能になったり、OBJデータをオブジェクト毎に分割または、グループ毎に分割してインポートする機能やメッシュ間の UV コピー & ペースト機能等が加わっています。詳しくはBlender3.5が新しく追加された公式ページを確認してみてください。

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