
先日発売されたBlenderでマテリアルを整理するのによさげなMaterial Editorを購入して実際に使ってみました。
標準機能だと見づらく管理しずらいマテリアルですが、アドオンを導入する事で一覧表示しながらどのモデルにどのマテリアルが割り当てらているか直ぐに確認したり、適用したり、直ぐにマテリアルエディターを開いたり、タグ付けする事で大量にあるマテリアルの中でも一部のマテリアルだけを表示して見やすくしたりと便利なアドオンとなっていました。
アドオンの導入
まずはblendermarketのこちらのページから購入してアドオンをインストールします。
Nキーを押す事で右側に「マテリアル」と書かれたアドオンが追加されているのでクリックすると、モデルに使用しているマテリアルが一覧で表示されます。

表示するマテリアルの数・サイズを変更
常に表示するマテリアル数はプリファレンスのアドオンのmaterial editorのPreview Columnsから横にどれだけ整列させるのか2~5まで表示可能で、さらにプレビューサイズも変更できます。
アドオンのCreate Newを押すと新しいマテリアルが作成され、割り当てを押すとモデルにマテリアルを適用できます。
一覧表示されるマテリアルのEditをクリックするとシェーダーノードが表示されてマテリアルを調整する事が出来ます。

モデルに割り当てられているマテリアルを選択する
モデルにどのマテリアルが割り当てられているのか知りたい場合は、モデルを選択してSelect from Objectを選択するとマテリアルの選択と書かれている部分がSelectと青くなり、割り当てられているマテリアルが分かるようになります。

選んだマテリアルだけをソート表示する
Isolate Selectedにチェックを入れると、Select from Objectまたは「選択」を押して選んだマテリアルだけをパネルで表示して見やすくする事が出来ます。

マテリアルからオブジェクトを選択する
マテリアルの「選択」を押してSeletctと表示されて青くなった状態でSelect Objects by Materialsを選ぶと、選んだマテリアルが適用されているオブジェクトを全て一度に選ぶ事が出来ます。
+マークを押してタグにしたい名前(今回は例でBODY)を付けて、マテリアルのNo Tag部分からタグ名を選び、Filter by Tagにチェックを入れると選んだタグ名のマテリアルだけ表示されて見やすくなります。
選択したモデルだけ透明にするマテリアルを割り当てる機能。
1度目は透明になり、2度クリックすると元のマテリアルに戻ります。

不要なマテリアルの削除
Deleted Unusedを押すと使用していない不要なマテリアルを1クリックで全て削除できます。
一番上のマテリアルから右にあるテクスチャに変更すると、使用されているテクスチャが一覧表示されます。モデルを選択してSelected by Objectを押して、Isolate Selectedにチェックを入れるとそのモデルにどのテクスチャが繋がっているのか見やすく表示する事が出来ます。逆にテクスチャからオブジェクトを選ぶ事も可能。

Material Editor総評

使用中のマテリアルを一覧表示して見やすくしてくれて、どのマテリアルを使っているのかボタンで直ぐに選択できたり、tag付けして一部のマテリアルだけわかりやすくしてくれて標準機能よりも見やすく使いやすくなっていました。
ただ、マテリアルの縦横サイズとプレビューサイズが決まっていて、自分で自由に調整できなかったり、マテリアルの名の変更がアドオンから無理だったり、Mayaのように文字だけでずらっとマテリアルを表示できたらさらに使いやすくなりそうだなと感じました。
詳しくはMaterials Editorのページを確認してみてください。