Blenderで高品質で寄りでも耐えれる、Blendermarketで現在1400本以上売れている人気のハイポリで作られたジャングル用の植物アセット+調整用アドオンJungle Scapes For Blenderを購入して中身を確認してみました。
植物は大まかに27種類の形状違いですが、さらにそこから葉の枚数や形状が違うモデルが数種類はいっていて量が多いです。素材のクオリティは1つ1つ高くて、なおかつ専用アドオンで植物の大きさや回転などの調整も可能で、Biomesを使用すると大量に配置する場合にも調整しやすく便利でした。
モデルは静止用と、揺らぎの入ってるアニメーション用が用意されていて、アニメーション用は揺らぎの強さなどアドオンから調整可能となっています。ジャングル用と書かれていますが、一般的に使えそうな雑草などの植物も入っているので、日常的にも使いやすいですが、データ容量は32GB以上と大きいので注意してください。
アドオンのインストールと使用方法
アドオンはデータ容量が大きくアニメーションと静止用で別れています。全てダウンロードして使う場合はWiRARまたは7.zipなどを使用する必要があり、詳しくはこちらのページを参考にしてください。
Jungle Scapes For Blenderの使用方法
アドオンを入れると右側にTerraScapeと文字が表示されます。
アイコンから静止用かアニメーション用かモデルを選んで配置すると数種類が一度に作成されます。画像付きのアイコンは静止用で、波のアイコンがアニメーション付きモデルです。
アニメーションは直ぐに再生可能
アニメーション付きモデルの配置した樹木や草は、Blenderのスペースキーを押すことでアニメーションが再生されて葉の揺れを確認する事が出来ます。
風で葉の揺れる速度や大きさのアニメーションを変更可能
設置した葉や樹木はアドオンのAnimation OptionsにあるWind SpeedとWind Strengthの数値を調整する事で揺れ具合のアニメーションを簡単に調整できます。
Wind Speed 風の速さ 数値が大きいと小刻みに動く
Wind Strength 風の強さ 数値が大きいと大きく動く
専用シェーダーで葉や枝の質感を変更可能
全てのモデルの葉や枝は専用シェーダーが用意されていて、色相彩度やコントラストにバンプやラフネス、SSSの強さを調整する事が出来ます。
作成モデルは凹凸のあるモデルや地面に設置可能
作成した樹木や草は自由に1つ1つ移動出来て、Move To SurfaceのPivotを押す事でその下にあるモデルに設置させることが出来ます。
大きさや回転をランダムに変更可能
ランダム化のスケールと回転を押すと自動的にサイズを変更して回転する事が出来ます。
モデルはハイポリ
全てのモデルは細かく綺麗に作られていますが、ポリゴン数が多いので重たいデータとなっています。
テクスチャは高品質
例えばこちらのエノコログサ通称猫じゃらしといわれる雑草に似た雑草。
さらに寄っても、板ポリを綺麗に重ねてテクスチャで上手に表現してかなり細かく作られているのが分かります。データは重たくなりますが、その分1つ1つのデティールはかなり細かく、さすが有料の素材だけあります。素材作りの参考にもなりますね。
Biomesを使用する事でプリセットから大量に配置する事が可能
別途Biomesアドオンを無料ダウンロードする事で、木や葉を大量に配置したプリセット25種類から選んで使用する事が出来ます。
こちらのアドオンを使用すると、用意されているプリセットから樹木や草を一度に配置出来るので一気にジャングルの森の中を作る事が出来ます。
Biomesで好きな草や木を複数配置する方法 これが1番自由で便利
Biomesアドオンを使用すると、プリセット以外に、好きな木や草を選ぶ事で自由に配置する事が可能です。正直この使い方との組み合わせが一番良いと感じました。
まずは、Biomesアドオン右上のエミッター横のスポイトを選んで、木や草を配置させたいモデル、今回だとプレーンの地面を選択します。すると設定できる機能が一覧で表示されます。
アセットブラウザのJungle Scapesから大量に配置したい木や草の中から1つを選びビュー上にポイっと配置します。
木を選択した状態でアドオンのScatter Objectst(s)を選ぶと木が大量に配置されました。
そのままだと量が多すぎるので、Beginner Interfaceの設定を調整すると配置した樹木をランダムに大きさを変更して配置する事が出来ました。
太陽のライトを配置するといい感じで木が配置されているのが分かります。
同じ要領で、アセットブラウザから草の植物を追加したら以下のようなシーンを数分で手軽に作る事が出来ました。
別アングルからcyclesで簡易的にビュー上でのレンダリング。いい感じですね。ただいくら素材が良いといってもそれを植えるセンスが問われます。
Biomesを使用すると地面用の設置したモデルを動かしても木や草がくっついて移動されるのも便利です。
素材の中にはBiomesで追加するとproxyモデルのインスタンスが追加される場合がありますが、不要な時は削除してあげましょう。
Jungle Scapes For Blender素材一式の画像
中に入っている素材をビュー上で簡易的にレンダリングした画像です。さらに気になる部分は拡大していますが、どれも高いクオリティの素材となっています。
Jungle Scapes For Blenderまとめ
値段は55ドルと安くはありませんが、素材のクオリティは高くて品質には問題ありませんでした。高品質なモデルをどう作るのか、アセット作りの参考にするのも良いと思います。
また27種類+それらの植物のバリエーションなので量も多いです。ジャングルと書かれていますが、ジャングル以外でも使えそうな素材も複数入っているので、日常的にも使えるのも良いポイントです。1セット購入しておくと色々な場面で使えそうなので、高品質な植物系アセットを探している人は導入してみてはどうでしょうか。詳しくはBlendermarketのページから確認してみてください。