Unity6.4が2026年3月18日にリリースしました。
Unity 6.4は、6.3 LTSをベースにした安定した基盤の上に、利便性向上や開発効率を高める機能を追加し、今後のメジャーアップデートに向けた基盤強化が行われたバージョンです。
2D・アニメーション
2D関連では、URPを使ったカスタムレンダリングやポストプロセスがC#から拡張可能になり、より柔軟な2D表現が実現できるようになりました。
また、SpriteAtlasを実行時に生成できるAPIが追加され、動的な最適化にも対応しています。アニメーションでは、ステートマシン開始時にエントリ遷移を評価できるようになり、初回遷移の1フレーム遅延が解消されるなど、より自然な動作が可能になっています。
エディター・ワークフロー
エディターではビルドプロファイルUIが整理され、プラットフォーム管理が分かりやすくなったほか、シーンビューに動的パネルが追加され、オーバーレイを自由に整理できるようになりました。
さらにグリッドとスナップのワークフローが大幅に改善され、カスタム位置・回転の設定や統合メニュー、ショートカット追加などにより、レベル制作時の操作性が大きく向上しています。
ECS(エンティティ)
Entities、Collections、Mathematics、Entities Graphicsがコアパッケージとして標準搭載され、ECS(データ指向設計)がより簡単に導入できるようになりました。
また、従来のInstanceIDはEntityIdに置き換えられ、オブジェクト識別の仕組みも刷新されています。これにより、Unity全体としてDOTSベースへの移行がさらに進む重要なアップデートとなっています。
グラフィックス
レンダリング周りでは、レンダリング統計ウィンドウが刷新され、GPU最適化状況やフレーム時間をより正確に確認可能になりました。
LODのプレビューも強化され、シーンビューやInspectorで直感的に確認できます。また、URPの互換モードが完全削除されRender Graphへの移行が必須となり、HDRPではフォグの最適化機能が追加されるなど、全体的にパフォーマンスと分析機能が強化されています。
最適化・開発効率
Adaptive Performanceではカスタムスケーラーの管理UIが改善され、さらにPS5やXboxなどコンソールにも対応が拡張されました。また、物理モジュールを無効化してビルドサイズを削減できるようになり、プロジェクトの軽量化にも対応しています。さらにProject Auditorが標準搭載されたことで、パフォーマンスや設計の問題を自動でチェックできるようになりました。
地形・UI
地形では、レイヤーやマテリアルをドラッグ&ドロップで直接適用できるようになり、作業フローが簡略化されました。UI Toolkitでは、プロジェクト全体のテーマ設定やUXML・USSのドラッグ&ドロップ対応が追加され、UI制作のスピードと管理性が向上しています。
Unity6.4新機能についてもっと知りたい人はこちらのページを参考にしてください。
