@pojoquietさんが作成したBlenderでNPR(Non-Photorealistic Rendering / 非写実レンダリング)用シェーダーがリリースされました。複雑なノードセットアップを行わなくても、スタジオ品質のスタイライズドされたマテリアルを作成できます。
一般的なトゥーンシェーダーは、基本的なセルシェーディングしか扱えないことが多いですが、Stylized BSDFでは次のような機能をまとめて利用できます。
- マルチレイヤーのパターン表現
- スタイライズドされた反射表現
- ラインアート生成
- サブサーフェススキャタリング(SSS)
- 独立したシャドウマスク制御
これらの機能がすべて 1つの使いやすいノードグループとしてまとめられています。
また、金属反射は物理的な挙動ではなく、アーティストが自由にコントロール可能で、エミッションはFresnelを利用して中央がより明るく発光、、シャドウはソフトではなくポスタライズされた表現が可能です。
主な機能
Pattern System(パターンシステム)
ディフューズとハイライトに、それぞれ独立したスタイライズドパターンを適用できます。
- Crosshatch(クロスハッチ)
- Halftone(ハーフトーン)
- Dash(ダッシュ)
- Paint(ペイント)
画面解像度に合わせて アスペクト比の調整ができ、各パターンの スケールや強度を個別に調整できます。
Stylized Specular & Metallic(スタイライズド反射)
物理ベースに縛られない、アーティスト向けのフェイク反射を作成できます。
- Roughness:ハイライトの鋭さ
- Reflection Smoothness:反射の丸み
- Reflection Detail:反射パターンのスケール
MetallicをONにすると、PBRの複雑さなしで スタイライズドされた金属表現を作成できます。
Lineart System(ラインアート)
シェーダー内で アウトライン(輪郭線)を生成できます。
- Thickness(太さ)
- Threshold(しきい値)
- Opacity(透明度)
- Color(色)
Multiply Self をONにすると、ベースシェーディングをサンプリングして重ねることで、
表面の色や陰影に合わせて変化するラインアートを作ることができます。
Subsurface Scattering(SSS)
表面の内部で光が拡散する表現を追加できます。
- Distance(距離)
- Weight(強さ)
- Tint(色)
- Tint Factor(色の影響度)
肌、ロウ、葉など 透過感のある素材に適しています。
Shadow Mask Input(シャドウマスク)
頂点カラーやテクスチャなどのマスクを接続することで、影が出る場所を自由にコントロールできます。Ignore Shading をONにすると、シーンライトを無視して接続されたマスクのみで影を制御できます。
AOV対応
主要な要素はすべて AOVとして出力可能です。
コンポジットで個別に調整できます。
- Base Color
- Patterns
- Highlight Pattern
- Specular
- Metallic
- Subsurface
- Lineart
- Shading
- Shadow Mask
Blender5.1以上で使用可能。SUPER HIVE(旧Blender Market)で10ドルで販売されています。
Stylized BSDF is finally out!!https://t.co/noQRVi9MCg#b3d #bnpr #blender3d pic.twitter.com/7a5WGEA0TO
— Pojo (Open for Comissions) (@pojoquiet) March 30, 2026
