GroomLabは、ブラシとノードを組み合わせて、髪の毛や動物の毛、羽毛、うろこなどを作成できる、無料のオープンソース・グルーミングツールです。
Maya用プラグイン、Blender用拡張機能、スタンドアロンアプリが用意されており、共通の「.groom」ファイルを使用して、ソフト間でグルームデータを受け渡せるのが特徴です。商用利用も可能で、機能や書き出しの制限なく使用できます。
GroomLabでは、毛の流れを決めるガイドを配置し、ブラシで形を整えることで、その間を補間する大量の毛を生成します。
毛をとかす、滑らかにする、持ち上げる、ねじる、カールさせる、カットするといった操作に対応。ガイドを変更すると生成される毛も追従して、チューブ状の範囲を使って毛束の形を制御する機能もあり、まとまりのある髪や、アニメ調の尖った毛束なども作成可能。
毛の見た目はノードを接続して作成でき、毛束をまとめるClump、カールを加えるCurl、ばらつきを加えるNoiseのほか、三つ編みや濡れた髪などを表現するノードも用意されています。
毛の密度や太さ、長さ、色などを調整でき、マップに対応するパラメーターはペイントで部分的に制御することも可能です。ブラシによる形作りと、ノードによる細かな見た目の調整を組み合わせられます。
作成した毛から、板ポリゴンで髪を表現するヘアカードを生成する機能も利用可能。
LODの作成に加え、カラー、深度、カバレッジ、タンジェント、AOなどのテクスチャをベイクでき、Unreal EngineやUnity向けの書き出しプリセットも可能。
開発元が公開した50万本の毛を使用したXGenとの比較では、GroomLabは初回表示が約23倍、アニメーション時のフレーム評価が約18倍、毛束の調整後の再描画が約30倍高速で、保存したMayaシーンの容量は約1/51になったとされています。
Arnold、V-Ray、RenderManとの連携に加え、AlembicやUSD形式での書き出しに対応。Blender版ではCyclesとEEVEEでレンダリングできます。また、風や揺れを加える機能、ガイドのシミュレーション、変形する頭皮への追従も可能。
GroomLabは早期アクセス版で無料で公開されており、商用利用も可能です。Maya 2022で動作確認済み、Blender 5.2以降で利用可能です。
