Forestation – High Quality 3d Scanned Trees
一眼レフで1本の樹木が200~300枚撮影した画像からフォトスキャンで作成された樹木35種類セットのForestationを購入してみたので実際に使った記事を書きました。1クリックで手軽にフォトリアルな木をポンポン配置出来る便利なアドオンとなってましたので気になる人は読んでみてください。
Forestationの使い方
まずはダウンロードしたzipをアドオンにインストールします。
アドオンインストールすると作業画面からNキーで表示されるパネルに追加した「Forestation」が追加されています。
35種類の木が付属
作成出来る樹木は35種類のプリセットから選ぶ事が可能です。全てのアイコンには木のサイズが分かるように小さく白い人の画像が表示されています。
木を選んだら「Summer」「Autumn」「Winter」「Spring」とありますが、ここから選ぶとそれぞれ選んだ四季になり、ハイポリなのか、ローポリなのかを選び、原点なのか、3Dカーソルがある場所に配置するのかを選びます。
設定を選んで「AddTRee」を押したら木が作成されます。木を選んで1ボタンで配置されます。
作成した木は後からランダムに変更可能
作成された木を選んだ状態で「Randomize」を押すと木の形が変わり色々なバリエーションを作る事が可能になります。
木は地面にピタッと設置出来る
「Randomize」の下に「Snap to Ground」のボタンがありますが、下にモデルを配置してる状態で押すとピタッと木を配置する事が可能になります。
作成した木は後から四季を変更可能
Tree Settingsの「Summer」「Autumn」「Winter」「Spring」を押すと、木を配置した後からでも季節を変更する事が可能です。四季の変更はBlender3.1、3.0ではリアルタイムに変更されず2.9だと正常に動作しましたので購入を考えてる人は2.9を使った方がよさそうです。木の配置は3.1でも動作しました。
雪とコケはシェーダーで調整可能
雪シェーダーはノードから量を調整する事が可能です。
またノードからMossを調整する事で幹全体にコケを追加する事も出来ます。
アニメーションで葉を揺らす事も出来ます
Tree(s) Animationにチェックを入れてアニメーションを再生すると、選んでいる木の葉っぱが風で揺れてるアニメーションを作成する事が出来ます。またプリセットからは弱中強を選んだり、パラメーターから強さを調整する事も可能です。
樹木のクオリティ
基本的に樹木のクオリティは高くてフォトリアルな印象です。
テクスチャも8KサイズのPBR素材が使われているの葉っぱ部分の寄りにも耐えれる印象です。
テクスチャが一部おかしい部分もありました
ただ全てのモデルのテクスチャが綺麗な訳ではなく、
突起部分など部分的にテクスチャがあれれ?と思う部分もありました。全ての木が汚いわけではないので、引きだと気にならないので寄りで使う場合には年の為確認した方がよさそうです。
ハイポリとローポリのポリゴン数は2倍の違い
樹木はハイポリ、ローポリの2つから作成できます。バーテックスの数を見てみると、
ハイポリは494.880ですが、
ローポリは258.802となっています。他の樹木でも大体ハイポリとローポリは2倍の差となっているようです。
今回購入したForestationは樹木しか入っていませんが、以前記事を書いた地面に草や石を配置出来るGrassbladeと使う事で地面部分を簡単にクリックするだけで作成する事が出来ました。
テクスチャ的に一部おかしい所もありましたが、全体的にクオリティは高くて何よりも気軽に配置出来るメリットが大きいです。節約できる所は素材に頼って全体のクオリティを上げるのに一役買ってくれるアドオンとなっていました。値段は高いですがそれだけの価値があります。
ブレンダーマーケットのページからはForestationを使って作成された作品なども掲載されているのでチェックしてみてください。