Wacomが自身で作成したデジタル著作権を管理、保護してくれるWacom Yuifyのベータ版を公開しました。コンテンツをオンラインで共有する前に、Wacom Yuifyを使用する事で、デジタル アート作品に目に見えないマイクロマークを埋め込む事が可能になります。
マイクロマークとは、Wacomの高度な技術により特許を取得した、目に見えない固有のデジタルIDです。自身で作成したものである事が追跡出来て、不正使用を防ぐことが可能になります。コンテンツが改ざんされたり、同意なしに使用された場合でもそのコンテンツを特定する事が可能になるとの事です。
使用方法は簡単で、Photoshopやその他のソフト内で作成した作品に対して、プラグインのWacom Yuifyを使用してpng、jpeg画像をエクスポートするだけで著作権保護機能が使用可能になり、さらにYuify webアプリケーションを使用する事で細かな情報を追加する事が可能になります。今後TIFF、PDF、GIFなどの他ファイル形式もサポート予定との事です。
wacom Yuifyのサイトではwacom Yuifyでライセンス登録された画像を特定するページも公開されており、こちらのページ下では画像をドラッグアンドドロップする事で誰がどのソフトを使って作成したのか情報が表示されます。
Wacom Yuifyの使用にwacomデバイス製品は必要ありませんが、現在ベータ版につき、EU諸国、英国、ノルウェー、スイス、米国で使用可能との事で、wacomIDを作成してこちらのページからログインして使用する事が可能になります。
日本で使用開始されるのも待ち遠しいですね。