2025年5月28日に開催された MAXON PARTY ’25 春のアーカイブ動画の中から株式会社カプコンさんよる『モンスターハンターワイルズ』のキャラクター制作の裏側について、ZBrushを中心とした実制作フローを実例ベースで詳しく解説されています。
次世代機を見据えたクオリティ検証をはじめ、実際にカメラで爬虫類や鳥の皮を複数方向からライティングして撮影し、オリジナルブラシやテクスチャ素材を作成する工程、骨・筋肉・皮膚構造を用いた筋肉シミュレーションの検証とゲーム内での実装方法が紹介されています。
さらに、序盤モンスター「チャタカブラ」のラフデザインからモンスターデザインが完成するまでの思考プロセス、ZBrushによる実演(VDMブラシ、スラッシュ系ブラシ、ダイナミクス機能など)、そして「レダウ」を例にした造形思想と Substance 3D Painterを活用した効率的なテクスチャ制作手法まで、現場レベルのノウハウが惜しみなく語られています。
モンスターハンターシリーズのモンスターが、なぜ高い説得力とリアリティを持つのか。その理由を設計思想・ツール運用・判断基準のすべてから学べる、非常に密度の高いセッション内容となっています。
