blenderで現実世界のレンズと同じように光学データに基づいてレンズをシミュレートしてシーンをレンダリング出来るBlender用アドオンLens Simをセール中だったので使用してみました。
特に知識もない場合でも用意されているレンズを選ぶだけでそれっぽい画像を作成してくれたので面白いアドオンとなっています。
これがビューポートの通常のBlender標準カメラでの画像です。
こちらがLens Simを使用したものです。特に複雑なことはしていなくて、ピントをお皿部分に調整しただけで周辺が暗く落ち込み自然なとろける感じのボケを表現してくれています。
過去に作成したBlender標準カメラでレンダリングした画像も、
Lens Simを使用すると、周りがいい感じに柔らかくぼけて雰囲気のある感じになっているのが分かります。
Blendermarketのページから購入後、アドオンにポイっと入れると自動的にインストールされるので、Lenz Simを使いたいシーンを用意します。
Nキーを押すと、Lens Simの項目があるので、作ったカメラを選択して下のConvert to Lens Sim Cameraを選ぶと、Sim用のカメラに変換してくれます。
プリセットとして作成されているカメラ一覧から選んで使う事が出来ます。
色々と項目はありますが、次に、F値の数値と、赤い項目をFocus Emptyに変更して右側にある矢印ボタンを押すと、
どこにフォーカスを合わせるのかエンプティが表示されるのでそれを移動させてピントを合わせたい場所に配置します。
あとはビューポートで確認しながら調整してレンダリングするだけです。レンズを変更するとそれぞれの見た目が変わるので触っていて面白いアドオンとなっています。
基本的にプリセットから選び、ピントを合わせてレンダリングするだけで使う事はできますが、細かい項目は多くてチルトレンズやオリジナルのレンズを作ったり様々な機能が用意されています。奥がかなり深いアドオンとなっているので今後も触って色々と試したいと思います。
気になる方はBlendermarketのページから確認してみてください。