2025年3月現在Amazonのカテゴリ3Dグラフィックスで1位を取得しているBlender初心者向け書籍、
本作はBlendeを全く使った事がない初心者向けの書籍で、10日間でミニチュア部屋を作るというタイトルにありますが、1日1個簡単なモデルを作りながら徐々に操作を覚えて最終的に書籍の表示になっている可愛らしいミニチュア部屋が完成するという内容になっています。
何でも出来るBlenderですが、いきなり難しい作品を作ろうとすると挫折してしまう事もありますが、簡単なモデルを作りながら操作方法を徐々に覚えていくので、パソコンが苦手な人でも、誰でも挫折せずに作品を完成出来るように作られているのが特徴です。その為、本だけで分らない時の為に動画用のQRコードが付いているので、動画と本の両方で学ぶ事が出来るようになっています。
Blenderを学んでCGクリエイターになりたい!という人だけではなく、ちょっと趣味でCGをやってみたいなという人でも気軽に学べる1冊となっています。
本書ではパソコンが苦手でBlenderを全く触った事がない初心者向けの本なので、どうやってインストールしたら良いのかから詳しく解説。
はじめはドーナッツとマグカップの簡単なスイーツセットを作りながらBlenderの操作方法を学び、形だけではなく、どんな色で素材なのか、ライトの設置、カメラを配置して1つの作品が出来上がる方法を学べます。
2日目はテーブルを作りますが、ここでは物理演算のシミュレーションを使って机の上にある布の作成方法を学びます。布地は無料で使える素材を使って効率的に作る方法も学べます。
3日目は可愛らしいベッドを作成します。ここではシミュレーションを使ってリアルなシワがある枕の作り方を学べます。
4日は丸い形状が多いパーツを組み合わせた望遠鏡の作り方を学びます。
5日目はキャンドルとランプを作りますが、キャンドルでは発光する方法や、照明に使う明るさの色温度についてどんな色にしたら温かみのある部屋になるのかなど学べます。
6日目は下絵を用意してシンプルな自転車のモデリング方法を学びます。
7日目はパソコンデスクを作ります。木目の机ではUV展開してテクスチャを張る方法も学びます。
8日目は観葉植物を本を作ります。植物ではカーブに沿わせて1枚の葉っぱを複数にして効率的に配置して後からでも修正しやすい方法を学びます。
9日目は猫のキャラクターをつくります。左右対称に効率的に体を作る方法を学びながら、モデリング以外にUV展開してテクスチャペイントして髪の毛部分を塗る方法を学べます。
10日目は部屋全体の内装を作り、今まで作ったモデルを配置してミニチュアハウスを完成させる方法を学びます。
最終的に完成する作品がこちらです。前作とは違い、夜にライトが配置された可愛らしい中にも落ち着きのある印象的な作品になっています。
完成作品だけを見ると、沢山のモデルが配置されているので大変そうと思いますが、簡単なモデルを毎日少しずつ作る事で、出来る事が増えてる自分の成長している事に喜びを感じれるようになっています。
そして、Blenderの操作を覚えながら出来る事が増えていくので、楽しさを感じながら、最終的には大変そうに感じていたミニチュアシーンが完成した時には、なんとも言えない達成感を感じれるようになっています。
Blenderのソフトは無料で誰でも使えるので、趣味でCGを覚えてみたいと思っていた人でも気軽に学べる1冊となっています。
(解説動画付)10日でBlender練習帳 あかりの灯るお部屋