MAYAのarnoldを使って影だけ別レンダリングする方法を記事にしました。レイヤー別で書き出して合成すると後から修正をする時にも調整が効くので1枚絵で書き出すより便利なので是非覚えてみてください。
例えば影だけもっと薄くしてくださいと言われても、1枚絵だったら難しいですよね?という事です。
Primary Visibilityでモデルをレンダリングしても見えなくする
まずは影だけレンダリングしたいので、影を落とすモデルを見えなくする必要があります。
影の欲しいモデルを選択してアトリビュートからshapeのArnoldの中にあるPrimary Visibilityのチェックを外すとviewport上では見えているのにレンダリングするとモデルが見えなくする事が出来ます。
モデルは見えなくなっているけど、モデルの影はしっかり落ちるようになるんです。
ただしモデルの数が沢山あると、一気に全てのprimary VIsibilityのチェックを外すのが大変な場合もあります。
そんな時は影を作りたいモデルを1つに結合して影用のモデルを用意。
すると、1つのshapeのPrimary Visibilityのチェックを外すだけで影モデルだけ表示出来るようになります。
モデルを非表示にするHideと違いViewport上ではモデルがしっかり残っています。
しかし、この状態でレンダリングするとモデルだけ隠れて影だけ表示されるようになりました。モデルが白いので映り込みも白く表示されていますが大丈夫です。
影を作りたい地面にaiShadowMatteを適用する
影を作りたい地面のモデルにシェーダーからaiShadowMatteを検索して
この状態でレンダリングすると、影だけレンダリングされるようになりました。
画像をpng形式で保存してフォトショップで「乗算」で載っけてあげると影用として使う事ができます。
これで「背景」「影」「モデル」を別々にレンダリングした1つの画像を作る事が出来ました。これで部分的に後から色の調整や修正対応がしやすくなります。
今回作った影は1ボタンで一気にレンダリングする設定に組み込むと便利なのでこちらの記事もわせて読んでみてください。