Reimagine XLはstability.aiの新しいアルゴリズムが使用されて作られた、用意した画像をインポートする事でその画像と似たような画像を自動的に3バリエーション作成してくれるwebサービスです。作成には元の画像を使用するのではなく、似たような別の画像が作成されます。
無料で使用するには長編1024px画像を10枚だけしか作成されなくて、それ以上作成したい場合は1ヶ月1289円、または年間8,990円掛かるプロバージョンにアップグレードする必要がありますが、今後StabilityAIのgithubでオープンソース化がされる予定となっています。
Reimagine XLの使用方法
Reimagine XLの使用は簡単で点線部分に画像をドロップするだけです。無料バージョンはアカウントにログインすることなく直ぐに使用出来ます。
背景画像1枚からでも3枚の画像がAIによって作成され、HD画像をダウンロードする事が出来ます。
人物の画像もアングルが違う似た画像が作成されていますが、こちらは写真をベースに読み込まれていますが、少しイラストっぽい印象になっています。
キラキラと輝く抽象的な画像は写真で撮影したような素材が作成されていました。
用意した画像で検証してみた
先日発表されたPhotoshop ジェネレーティブ塗りつぶし機能を使って作成した画像をReimagine XLにインポートしてみました。
するとイメージと似たような荒廃してるけどしっかり高架下のメイン部分や奥側に荒廃した建物が見えているシーンのアングル別画像が作成されました。
こちらの画像でも先ほどと同じようなアングルですが高速道路が途中で切断されていますが、電柱が描かれていたりと似たようなシチュエーションでありながら素材の違うパターンがしっかり書き出されているのが確認出来ました。ただどちらの画像にも言える事ですが、インポートした画像よりもAIが描いた様なイラストっぽいトーンになっています。
別の画像ではPS5のコントローラーを撮影した画像を読み込んでみました。
色や大まかなパーツ部分はしっかりキープしながらも別のコントローラになっています。
こちらではスティック部分が増えたコントローラーとなっています。
一番ベースに近いコントトーラーかな?という画像も生成されていました。
お次は年末に食べた蟹の画像をインポートしてみます。
アングルと脚の多さに影が強く落ちてる感じも似ていますが、明らかに蟹脚ではなく別の生き物の脚になっていますね…
別の画像でも蟹脚とエビが合体したような不思議な食べ物が作られています。
お次はこちらの人体モデルを撮影してインポートしてみました。
インポートした時の画像より筋肉構造が分かりづらく、ひょろっとした人体画像が作成されました。筋肉質ではなく一般的な体型と言った所でしょうか。
こちらも似たような感じですが、少しボディバランスが乱れて傾いています。最初にインポートした画像の筋肉構造より明らかに劣った画像となっています。
Reimagine XLはそのままを画像として使うには物足りなさを感じますが、簡単にバリエーション違いの画像を作成出来るのでアイディアを出す場合に使えるサービスとなっているのが確認出来ました。
また、Reimagine XLは画像のライティングを変更出来るサービスのClip Drop Relightのサービスも公開しているので合わせてこちらの記事も参考にしてみてください。