ZBrush 2024がリリースされ、最新機能が追加されたのでまとめてみました。
ポージング時に便利なアンカーブラシ、同じモデルを後から1度に変更したり差し替えたり出来る機能や、マスク使用時に部分的にパーツだけを選択出来たり便利な機能が追加されています。
また、Zbrush2024は永久ライセンスが購入できなくなり、サブスクリプションとしてのみ利用可能となっています。現在のZbrushの月額価格は4,400円で年間52,800円となっていますが、Zbrush永久ライセンスを使用している人の場合は年間サブスクリプションが初年度だけ25%オフで購入可能です。
アンカーブラシの強化でポージングや変形時にマスクが不要
アンカーブラシを使用すると部分的にマスクを使用しなくてもモデルにポーズを取らせるのが簡単になります。メッシュにアンカーを適用することで膨張、ねじり、移動、回転が可能です。
ギズモ3Dに改良が加わり、トポロジーマスキング使用時、マスクにぼかしが加わり、ギズモ3D操作を離した際に自動的にマスクの中心にギズモ3Dまたはトランスポーズラインがスナップするようになりました。
Repeat to Similar
ひとつのメッシュに改変を加えると、ワンボタンで自動的に同一トポロジーのメッシュに変更内容を反映する機能が追加されました。
Repeat to Similarを使用すると、以下の内容が反映されます。
・スカルプトによる変更
・各メッシュを別のメッシュに置き換え
・マスキング
・ポリグループの変更
・ポリペイントの変更
マスキング機能の強化
マスキングに複数のオプションが追加されました。“Grow All Mask”と”Shrink All Mask”が追加され、これによりパーツを部分的にマスクした場合、そのパーツ全体を含めるか、そのパーツ全体を含めないかを瞬時に調整できるようになりました。
Contrl+shiftを押したままXを押すと拡張してSを押すと縮小
DragStamp ストロークタイプの追加
DragStampストロークオプションは、マウスカーソルを上下左右に動かすことで、ブラシの強度を調整できます。
Knifeブラシの拡張
Knife ブラシの機能が拡張され、切り離したパーツを保持できるようになりました。アセットを分割しながら、スライスされた部分をサブツールメニュー内で分離または統合し維持できます。動画では円柱モデルにマスクを追加した部分だけが切り取られているのが確認出来ます。
インサートメッシュブラシの強化
インサートメッシュブラシで新しいストロークタイプが利用できるようになりましたDots、 DragRect、ColorSpray、Spray と DragDotを使用して、モデルに1つずつ配置したり、Sprayで大量に配置したり出来ます。
Maxonノイズが ZBrush Surface Noiseライブラリに追加
Cinema4Dで使用出来ていたノイズがZbrush Surface Noiseライブラリから使用出来るようになりました。
その他の追加機能等はこちらのリリースノートから確認してください。