mayaのnhairを使って高画質の髪の毛テクスチャを作る方法を記事にしました。これを使えば板ポリにテクスチャを貼り付けて髪の毛を表現する事が可能になります。
まずはCreateからCurve Tools→CV Curve Toolを選択して
髪の毛の元となるカーブをいくつか作ります。ここに沿ってたくさんの髪の毛を生やすのでおおまかな形を作っておきますが、後から編集して位置を移動させる事も可能です。
次に、作ったカーブをすべて選択して、FX→nHair→Assign Hair System→New Hair Systemを選択します。
続けてnHair→Assign Paint Effects Brush to Hairを選択します。
するとカーブに沿って髪の毛が自動で作られました。
髪の毛の調整はどうするの?
髪の毛の量や幅を調整するには、AttributeeditorからhairSystemShapeを選び以下のパラーメーターを調整して好みの髪型にします。
・Hairs per Clump 髪の毛の量
・sub Segments カクカクの髪の毛がスムーズになる
・Thinning 毛先がすく
・Clump Twist ねじり
・Clump Width 髪の毛の束を横に広げる
・Clump width scale 髪の毛を束ねたり広げたり部分的に調整出来る
レンダリングしてみましょ
今回はmaya標準のMya Hardware2.0でレンダリングしてみましたが、そのままだときれいにレンダリングされないのでRender settings→Performance→Anti-Aliasingの2つの項目にチェックをいれます。
次にImage Scaleで使いたいテクスチャサイズに変更します。今回は4Kにしてみました。
レンダリングした画像でよければFile→Save imageから
PSDを選んで保存します。
フォトショップで開くと背景が透けているので、素材としてアルファをすぐに作れて
ズームして寄ってもきれいに1本1本の髪の毛が切れないでレンダリングされています。
同じように3つの毛を作ってレンダリングした2kテクスチャをサンプルとしてアップしたのでどんな物か見てみてください。そのまま使いたければどうぞご自由に。サンプルデータをダウンロードする
書き出したテクスチャは板ポリに貼り付ければサラサラヘアーとして使う事が可能になります。
追記:Clump Curtを調整すると髪の毛にねじりが入ります。
作り方がイマイチわからない人はこちらの動画を参考にしてみてください。
後は髪の毛をどう配置するかのみですね^^