
過去にはメトロイドやPlants vs. Zombiesを3Dリメイクした作品の制作過程を公開しているBobby Ivarさんが、スーパーマリオワールドを365日掛けて3Dでリメイクした作品のメイキングとゲームプレイ動画が公開されています。
作成にはUnrealEngine5を使用してますが、マリオを3Dでモデル化してジャンプやスピンの仕方、ノコノコを一列に甲羅で倒す方法、滑りながら敵にダメージを与える方法など、どのように作成していったのか解説しています。
メイキング映像
プレイ映像
・3Dモデリングとアニメーション
オリジナルの2Dスプライトを3Dモデルに変換する作業からスタートしました。マリオのモデリングには数日を要しましたが、アニメーションが完成した瞬間に努力が報われたと感じました。マリオは走る、ジャンプする、ダッシュする、しゃがむなど、オリジナルの動きを忠実に再現しています。
・レベル構築
最初に作成されたのは1-2のステージです。2Dのプラットフォームタイルをすべて3D化し、レベル構築ツールを作成。背景には3Dモデルの木やクラシックな雲を配置し、空の色を夕焼け風に変更。さらに、霧や落ち葉のエフェクトを加え、環境を整えました。
・ノコノコについて
ノコノコの動きも忠実に再現しました。通常は巡回ルートを歩き、マリオが近づくと追いかけてきます。スピンジャンプで倒すことが可能ですが、通常ジャンプでは甲羅を落とし、甲羅なしのノコノコに変化。さらに、マリオが蹴ると転がりながら攻撃する機能も実装されています。
・ヨッシーの導入
ヨッシーも3D化し、マリオが乗れるようにしました。ヨッシーは舌を使って物を食べたり、ジャンプ攻撃ができたりと、オリジナル同様の機能を持たせています。さらに、食べる甲羅の色によって異なる能力を発揮するようにしています。
・ゲームの細部調整

スコアシステムの導入 ・コインを集めると1UPする機能 ・疑問符ブロックやパワーアップアイテムの追加 ・敵キャラクターのAIや攻撃パターンの調整がされています。

このプロジェクトでは、マリオの世界観を3Dで忠実に再現することを目標に、多くの時間をかけて制作されましたが、今後はさらなるステージやギミックを追加し、より完成度を高めていきたいと考えてるとの事です。