ILMでジェネラリストとして活躍するLucas Piazziniさんが、CGにおける金属表現を探る動画、Forgotten Metal Knowledgeが公開されています。
Lucas Piazziniさんが見つけたのが、一見シンプルに見える金属マテリアルに隠された「二重反射」(1つの反射の周りにぼんやりした反射が重なっている)です。
動画では、映画「アイアンマン」のMark IIスーツに見られる独特な金属表現をきっかけに、実写スーツや実際の金属製品を調査しながら、反射の周囲に広がる柔らかな「二重反射」のフォールオフ現象の正体を探っていきます。
一般的なPBRマテリアルのメタルネスやラフネスだけでは再現しにくい表現ですが、現実世界ではエレベーターやステンレス製品など、身近な金属にも同様の現象が存在していることが分かります。
動画では、顕微鏡を使用して微細なスクラッチや表面加工が反射へどのような影響を与えるのかを検証しながら、実際にBlender、3dsmaxでレンダリングテストを通してその仕組みを分かりやすく解説しています。
また、ミップマッピングやフィルタリング設定によって反射の見え方が大きく変化する様子も紹介されており、よりリアルな金属表現を目指すCGアーティストにとって参考になる内容となっています。
なぜ現実の金属は単純なラフネスだけでは表現できないのか、そして映画品質の金属表現にはどのような工夫が隠されているのか気になる人は、ぜひ動画をチェックしてみてください。
