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Blender4.5 LTSリリース! 新機能まとめ Blenderの起動が速く動作がしやすくなったりグリースペンシルのラインを別パスとして書き出す機能など追加

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Blender4.5 LTS

Blender LTS(Long Tern Support 長期サポート版)がリリースされダウンロードして使用可能となっています。

今回はValkanがサポートされ、Blenderの起動や大量のモデルがある場合でも高速に動作するようになったり、別のオブジェクトを自然に1つに馴染ませるGeometry Nodesのset Mesh Normalや、グリースペンシルでのラインを別パスとして書き出す機能、シェーダーやジオメトリ ノードで使っているすべてのプロシージャルテクスチャ ノードが、コンポジターで利用できるようになったりと機能が充実しています。

 

VULKAN Blenderの起動速度やスカルプト作業もサクサク

Blender4.5LTSでVulkanが完全にサポートされるようになりました。初期設定では有効になっていないので、プリファレンスから設定してあげる必要がありますが、Vulkanを使用すると最新GPUの性能を最大限引き出せることが可能になるので、Blenderの起動速度が速くなり、ポリゴン数の多いモデルの選択などの頂点選択の応答性が向上、スカルプトもサクサク動き、4100万ポリゴン数のある背景シーンでもRTX2080TIが搭載されているパソコンで82FPSでビューポート上のシーンを動作させることが可能となっています。

また、3300万ポリゴンで、10サブデイィビジョンレベルのあるモデルも快適に動作している様子が確認できます。

Geometry Nodes 


Geometry Nodesでは.CSV.ply.vdb.stl.obj.textファイルをインポートする事が可能になり、ドラッグアンドドロップだけで読み込む事が可能です。

浮動小数点数、整数、文字列の入力がサポートされました。

set Mesh Normalノードではgeometry Nodesでカスタムメッシュ法線を編集出来るようになったので、2つのモデルをミックスして重なっている部分をトポロジーを変更せずに2つのモデルの重なっている部分が滑らかに繋がっているように作成する事が可能となっています。

ジオメトリ ノードを使用したグリース ペンシルの作成がさらに改善され、カスタムノード ツールのサポートが追加されました。

その他にも様々なノードが追加されています。Camera Info、Instance Bounds、Match String、Bit Math、Field Average, Field Variance,  Field Min & Max、Format String

EeveeとビューポートでBlenderの起動やテクスチャの読み込みが高速化

Blender4.5LTSではテクスチャの読み込み速度が高速になり、5.7秒かかっていたものが2.5秒になり、起動時間では7秒だったのが4秒程になりました。

Eeveeでの影のアーティファクトの除去

Eeveeで作成している最中にローポリゴンに影のアーティファクトが発生する場合に
Shadow Terminator Normal Biasと呼ばれる新しいオブジェクト毎のプロパティが追加されました。影を綺麗にする事が可能となりました。

また、深度バッファアーティファクトを削減するアルゴリズムのRverse-Z、光漏れの問題を修正、選択とナビゲーションの自動深度の 改善、シャドウ法線の問題が修正、GPUベースの細分化、新しいプロファイリングコマンドライン引数が追加されています。

コンポジット機能

シェーダーやジオメトリ ノードでよく知られているすべてのプロシージャルテクスチャ ノードが、コンポジターで利用できるようになりました。共通ノードが追加され、シェーダーノードとジオメトリノードのセットアップ間で簡単にコピーできるようになりました。

グリースペンシル

新しいレンダリング パスは、目に見えるグリース ペンシルのストロークを出力し、別のレイヤーに塗りつぶします。これにより後から調整が非常にしやすくなっています。

また、フィルターオプションが追加され、チェックを入れる事でビューレイヤーごとにグリースペンシルのレンダリングを無効にする事が可能となっています。

新しく線の品質が向上してなめらかな線が描画されるスーパーサンプリングアンチエイリアシング(SSAA)が追加されました。

UV

アクティブなオブジェクトまたは選択されたすべてのオブジェクトの UV を、いつでもどのモードでも表示します。UV の可視性と不透明度は、オーバーレイ ポップオーバーを通じて制御できます。

新しいポイントクラウドオブジェクトがサポート

ポイント クラウド オブジェクトがサポートされました。通常のメッシュよりもはるかにパフォーマンスが優れています。ポイントクラウド内の各ポイントは、半径、位置などのプロパティを定義する属性を使用してデータを保存できます。

ペイント機能

スカルプト、頂点ペイント、テクスチャ ペイント モードでのペイントでは、ストローク全体またはストロークごとに色相、彩度、値のランダム化がサポートされます。

スカルプト機能

スカルプト モードで高速にモデルをトリミング出来るManifoldが追加されました。

そのほかにペンタブレットの傾きサポートの改善、色によるマスクのサポートのやり直し、頂点/ウェイトペイントモードの元に 戻す機能 の改善、スカルプトブラシのパフォーマンスの向上等が含まれています。

使用しないタブを非表示に可能

エディターを特手のワークフローに合わせて表示、非表示にしたカスタマイズが可能です。

アセットライブラリで多くを表示可能

アセットライブライでは2行に折り返す事が可能になり、ファイル拡張子が表示されるようになりました。新しい水平リストモードでは、画面にさらに多くのコンテンツを表示し、プレビューと列のサイズを個別に調整できます。

アセットのプレビュー作成が簡単

画面に表示されているものをキャプチャするだけで、アセットのプレビューを直ぐに作成可能になりました。

ブーリアンが高速になりました

Geometry NodesとスカルプトモードにブーリアンのDifferenceに新しくManifoldが追加され、高速で正確に機能してブーリアンする事が可能になりました。

ノーマルマップ


ノーマルマップ使用時にバンプフィルタリングが改善されて、影のエッジ付近がより陰影があるようになりました。バンプマップノードも改善され、Filter Widthを調整すると鋭くなったり滑らかになったりします。

現実世界のカメラ調整が可能


Cyclesではカスタムスクリプトカメラを使用出来るようになり、歪み等を追加して現実世界とお同じようなカメラ表現をすることが可能になります。

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