MAYAではパソコンにデフォルトで入ってる文字を立体にする事もできますが、例えばお客さんが「このイラストレーターデータの文字を立体にして質感つけてくれませんか?」という時に簡単にMAYAで変換する方法がありました!わざわざ文字の上をトレースしなくていいんですよ!
※注意したいのがMAYAの3番キーであるスムースに対応させようとすると、一手間加わります。3番キーを押さないとより簡単に作る事が出来ます!
Maya Tutorial -Tip of the day_02 import illustrator curves to maya
オプションでVersionをillustrator8にして保存し直します。多分これ以外にするとパス以外のゴミが付属してくる可能性があるからそうしてるのかな?と思います。
するとこんな感じでaiデータが読み込まれました。原点からちょっとズレた場所にあるので、一瞬あれ?何処いった?となります。
outlinerでみると、文字1つ1つがcurvesとなっている事が分かります。
curvesにBevel Plusで厚みを付ける方法
厚みを付けたいcurvesを選択して、surfaces→Bevel Plusのオプションをクリック
Outer Bevel style:これで厚みを付けたい文字のベベル部分の形を選べる様ですが、今回は「Concave Out」を選んでます。
レンダリングしてみると、ちゃんと文字の際にハイライトがついてて良い感じですね!
channelのouterStyleCurve1のStyleから他のを選ぶと、文字のキワを変更出来たり、
BevelPlus1のWidthを変更すると縦方向の厚みを変更出来たり、
Extrude Depthでは奥行きを変更出来たりします。これで文字の作り方は完成ですが、見て分かる通り、キワの部分と真ん中の文字はエッジが通ってないので、3番キーを押してスムース表示が出来ません!3番キーを使わないと行けない場合は真ん中にエッジを手で加えないといけないので一手間加わります!
穴の空いた文字も押し出せます!
BevelPlusを適用するとちゃんと穴が開いて厚みが付きます。
全てに適用するとこんな感じになりました!イラストレーターだけだと平面的な文字しか作れませんが、3Dソフトで文字をレイアウトすると奥行き感を表現出来て面白い作品を作る事が出来そうですね!もちろん、curveを使って文字だけじゃなく、これを応用すれば面白事も出来そうだなと思っていますがそれはまた別に記事を書きたいと思います!
aiデータはCreate→adobe illustrator(R) objectから読み込む事も出来るみたいです。
イラストレーターデータを文字に変換するまとめ
①イラストレーターデータをオプションで保存してversionを8に落として保存する。
②イラストレーターデータをMAYAでインポートする。
③インポートしたcurveデータを選択して、SurfacesのBecel Plusを押して厚みを付ける。
④後はお好みに調整する。
⑤文字真ん中には不正ポリゴンが出来るのでエッジを通して直さないといけない!
MAYAを勉強してるならこの本は読まないと損ですよ!