matlayerはBlenderでシンプルベースなUIアドオンを使用する事でPBR用テクスチャを読み込みマテリアルを重ねて複雑な表現が出来るアドオンです。簡単に言えばサブスタンスペインターの簡易版的な事が出来る無料アドオンです。
レイヤー構造でマテリアルを重ねて、ペイントやマスク用画像を使用してレイヤーで重ねた上下のマテリアルを部分的に混合させたり、AO用のマスク画像にレベル補正を使ってビュー上で確認しながら必要な部分の白黒画像を調整したり、名前を統一したテクスチャをPBR用に種類別に一度にインポートしてくれたり、読み込んだテクスチャを3面投影でプロジェクションして回転させてつなぎ目を隠したり出来ます。
作成したマテリアルはそのままアドオンのベイクボタンを押す事で必要なテクスチャを書き出せるようになり、Unreal ENgineとUnity用の項目で命名規則を書き出しフォーマットで変更する事も出来ます。
動画ではモンキーに岩のPBRマテリアルをベースに作り、岩の隙間にゴールドのマテリアルをマスクで適用して、さらにペイントで目からゴールドが垂れてるように表現したり、一番上には汚れを追加しているのが確認出来ます。
matlayerの機能
指定した名前を付けたPBRテクスチャを一度に読み込んでマテリアルを作成出来る機能
ワンクリックでオクルージョン、Thickness、Cuvatureマップの作成
作成したマップを使って複数のマテリアルを合成する時にマスクとして使用して汚れを部分的に追加する事が可能で、作成したマップはレベル補正で白黒領域を調整する事も出来ます。
X、Y、Z3つの方向からプラナーマップをしたようにテクスチャを張り付けてつなぎ目をごまかす機能
テクスチャをデカールとして貼り付けて位置を調整しても、エクスポート時に同じ場所にベイクされる機能
法線マップを回転しても自動で補正される機能
作成したマテリアルを必要なテクスチャだけチェックを入れる事でベイクしてテクスチャとして書き出せる機能
その他にマテリアルチャンネルのフィルターや、マテリアルとマスクをぼかしたり、ブラシのプリセットなども用意されています。