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AORUS 16X実機レビュー ゲーミング&Blenderでのレンダリング性能を実機で徹底検証!

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AORUS 16X ASG-63JPC65JP

今回はGIGABYTEさんより、AORUS 16X ASG-63JPC65JPをお借りしたので実機レビューさせて頂きました。CPUにはインテルのCore i9-14900HXが搭載され、GPUにはRTX4070が搭載されゲームにCGからハイスペックな作業でもサクサク動作してくれました。

また、AIを使用した独自のソフトウェアが標準搭載されているので、PCの性能を最大限活用し、ファンを最適化するAIソフトウェアがプリインストールされています。また、Control CenterからStable Diffusionを簡単にインストールし、画像やテクスチャの生成を行うことができる便利で他にはないノートパソコンとなっていました。

機種名 AORUS 16X ASG-63JPC65JP
モニターサイズ 16インチ WQXGA(2560×1600) 165Hzリフレッシュレート
CPU Core i9-14900HX
グラフィックス RTX4070 Laptop
メモリー 32GB
ストレージ 1TB SSD
重さ 2.3kg
値段 330,000円~ (詳しくは販売サイトを確認)

AORUS 16X のセット内容


セット内容は本体とACアダプターにケーブルです。99Whバッテリーのおかげで連続7時間使用可能で、30分で50%まで充電する事が可能です。


本体はメタリック塗装のブラックカラーです。


正面上部にはウェブカメラで FHD 1080pが付属。Windows Helloを使用して顔認証で直ぐにログインする事が出来ます。

少しざらついた印象で高級感があります。


ゲーミングPCらしく電源を入れている最中は背面に「AORUS」の文字が浮かび上がるようになっています。


暗闇で浮かび上がる文字は他のノートパソコンより個性を出したい人に向いてるエフェクトとなっていますが、エフェクト部分の色やオンオフはPC内部に専用で用意されているGIGABYTE CONTROL CENTERから変更する事が出来ます。


背面には熱が逃げれるようにデザインされた穴が開いています。

PCとアダプターの重さ


PC本体の重さは約2.33kgです。ハイスペック性能のノートパソコンをこの軽さで持ち運べるのは驚きです。


アダプターとコンセントは653gなので本体とアダプターを含めると約2.98kgです。


パソコンを正面から見るとかなり薄い事が分かります。

画面の見え方、視野角、モニターの色


モニターは16インチでWQXGA(2560×1600)、165HzでFPSゲームなどでも残像がすくなくプレイがしやすいのが特徴です。sRGBカバー率100%なのでデザイン系の作業時にも色を正確に見る事が出来ます。


モニター画面の反射率は少なく作業中に自分が映り込んで見づらい事もありませんでした。

キーボード タッチの感触


キーボードはUS配列、日本語配列が用意されていますが、薄くて音が少なく押し心地も良かったのが印象的です。


特徴としてゲーム使用時によく使うQWERASDだけ透明で目立つように色を変えれるようになっています。ゲーム以外でもタイピングやショートカットを使用する場合にそれぞれのキーの色を1つずつ変更して覚えやすくする事も可能なので、ショートカットを多用するCG作業時にも効率的に使用する事が出来ます。

また、Windowsキーには、流行のWindowsのAI Copilotにいつでもアクセスできるキーが用意されているので、分からない事をAIにいつでも質問する事が出来ます。

端子位置

端子は左面に、電源、LAN、HDMI2.1、USB3.2 Type-A、Type-C Thunderboltが備わっています。


右面には、オーディオジャック、MicroSD、Type-C、USB3.2-Type-Aが備わっています。

パソコンの動作音


パソコンの動作音はネットサーフィンやYOUTUBE視聴中には40db前後で静かですが、VrayベンチマークやBlenderでのレンダリングにゲームプレイ中は58db以上となりファンが急激にうるさくなりましたが、ファンが動作する事でPC全体の熱は抑えられていました。

AIパフォーマンスモードで計測しています


AORUS 16Xでは起動するとGIGABYTE Control Centerのアイコンがデスクトップに表示されているので、今回はコントロールセンターからAI Nexusのパフォーマンスモードで全ての機能を計測しています。

 

CPU性能


CPUには上位の第14世代の24コア32スレッドのCorei9-14900HXが搭載されているので、ゲームプレイ時やBlenderでのCPUレンダリングなども快適に動作してくれました。

3DMARKでベンチマークを測ってみるとMax threadsが10937という結果で性能が高い事が分かります。

グラフィックカードの性能


グラフィックカードにはGeForce RTX 4070 Laptop GPUが搭載されています。3DMARKでベンチマークを測ってみるとグラフィックカードのスコアは2695の高スコアが出ました。過去に使用したRTX4050搭載パソコンでは1814程だったのでさらに高い数値なのが分かります。

「パソコンの総合的な性能は上位94%に位置します


チャットソフトやペイントソフトなどがどのくらい動くのか総合的なパソコンの性能を調べれるPCMARK10で測定してみると、上位94%に位置する結果で、事務系ソフトも問題なく使用出来る事が分かりました。

blenderのレンダリング速度 GPU性能が高くてレンダリング速度が速い

blenderを使いサンプルモデルのBMWをレンダリングしてみたら、CPUレンダリングは1分48秒で、GPUレンダリングは18秒という結果です。

CPUレンダリング時間 1分48秒

 

GPUレンダリング時間 18秒


今度はBlender 4.1のLynxsdesignをダウンロードしてレンダリングしてみましたが、3840x2160pxのサイズで、CyclesのGPUレンダリングで23分32秒かかりました。

GPUレンダリング時間 23分32秒


BlenderベンチマークからCore i9-14900HXのCPUスコアを計測してみると、スコアは320で上位55%に位置する性能なのが分かりました。


GPUスコアではGeForceRTX4070 Laptop GPUのスコアが3347で、上位15%に位置する事が分かりました。

GIGABYTE CONTROL CENTERから専用のStable Diffusion GUIをインストールして使用出来る


GIGABYTEオリジナルのCONTROL CENTERからはPCの性能を引き出す機能だけではなく、キーボードの色を変更したり、Stable Diffusionをインストールして簡単に画像やテクスチャ作成に使用する事も出来ます。

赤枠部分のStable DIffusionにチェックをいれてインストールするだけで、


CONTROL CENTERのAI Generator部分にStable Diffusion GUI画面が追加されるので開くを押すと、


プロンプトを入力して画像を作成出来る画面が表示されるので、英語で文字を入力する事で画像を作成する事が可能になります。画像も512×512画像だと数秒で4枚の画像が次々作成されましたがこれもマシンパワーのおかげです。


画像だけではなく、CGに使うテクスチャ素材を英語でプロンプト入力して作成する事も出来ます。気軽にAIでテクスチャを作成出来るのでかなり使える機能だと思いました。

Unreal Engine 5も動作確認済み

Unreal Engine 5もサンプル作品をインストールしてみましたが、問題なく表示して快適に動かす事が出来ました。

Substance 3D Painterも動作確認済み


テクスチャペイントソフトのSubstance 3D Painterもスムーズに動いて全く問題ありませんでした。パーティクルペイントで錆びた質感もスムーズに作成する事が出来ます。

V-rayのベンチマーク数値

V-rayベンチマーク数値はCPUは34秒でGPUは30秒です。

CINEBENCH2024のベンチマーク数値

CINEBENCH2024のベンチマーク数値はGPUが10833pts、CPU(Multi Core)が1168pts、CPU(Single Core)が73ptsとなっています。

フォトショップの処理能力


フォトショップを使って6000x4000pxの写真にフィルターのぼかし放射状を最高画質で適用すると約4.76秒と高速に処理をしてくれました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。

 

ゲームのベンチマーク結果

軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークは最高品質にすると、スコアが24233で評価は「すごく快適」で問題なく動作してくれます。

ドラゴンクエストⅩ 24233

フォートナイトを最高画質でプレイすると76FPS前後が表示されて快適に動作する事が出来ました。

フォートナイト 76FPS〜

GTA5のグラフィックをすべて最高設定にしベンチマークを測るとFPS数値が157前後で表示されました。

GTA5ベンチマーク 157FPS~

FF15のベンチマークでは高品質の3840×2160サイズで計測するとスコアが4684で問題なく高画質でプレイできる事が分かりました。

FF15 4684

オンラインで対戦できるFPSゲームPlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)はグラフィック数値を全てウルトラにしても121FPS前後でプレイできる事が分かりました。

PUBG 121FPS~

サイバーパンク2077ではレイトレーシングをウルトラにしても、ベンチマーク数値で平均FPSは46前後で動作する事が分かりました。

サイバーパンク2077 61FPS~

現状発売されているゲームで超高画質と言われている黒神話:悟空 WUKONGのベンチマークで計測してみると常時60FPS表示されて快適に動作する事が分かりました。

AORUS 16X ASG-63JPC65JPの総評

AORUS 16X ASG-63JPC65JP

CPUとGPU性能が高く、あらゆる用途に満足できるノートパソコンです。さらにAIが加わり、より便利になっていました!

CPU、GPU性能が高く28万円台で購入してもCG操作からハイエンドゲームまで快適にプレイ出来るのでかなり満足の出来る1台となっています。また、GIGABYTE専用のコントロールセンターからStable Diffusionを使用した画像生成が速くてかなり使い勝手が良かったのが好印象でした。

また、ゲーミングらしく個性の強いデザインで、キーボードのよく使うキーだけが透明で光らせる色を好みの色に変更して使えるのも、何色にどのショートカットに設定するのかなどを工夫出来るので初心者の人でも覚えやすく設定できるのが良い部分だと思います。

突然ノートパソコンを持っていかなければいけなくなった場合でも、30分の充電で50%まで充電する事が可能なのも良い点です。

気になった点としてはノートパソコンでは仕方がない場所ですがファンの音が気になる部分と、ゲーム時にコントラストが少し強く黒い部分が黒すぎて見づらかった箇所があった点ですが、それ以外は非常に良いノートパソコンとなっていました。

気になる人はGIGABYTE公式サイトのページまたは、アマゾンから購入する事が出来るので確認してみてください。

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