InstaMat2025の正式版が2025年7月22日にリリースされました。
Insta MatはAdobe Subsntance PainterやSubstance Designerのような機能が含まれたソフトです。正式リリース版では物理ベースの地形生成、レイヤリングワークフロー、高度なカーブツール、リアルタイムレイトレーシングに対応したビューポート、Polyverseとの統合などが含まれています。
レイヤー参照
マスク下のレイヤーから参照して操作することができ、ダメージの蓄積やエンボス加工などの複雑な効果を、より簡単に作成できるようになります。
マスク用フィルター
マスクをフィルターで操作できるようになりました。
たとえば、ペイントしたマスクに対して、ぼかし・ワープ・Mesh Blurなどのフィルターを適用して、リアルなダメージ効果を作成できます。
地形生成
InstaMATの膨大なノードとツールライブラリを使用することでプロシージャルな地形生成機能を追加します。GPUを使用して自然な熱、水ベースの浸食、河川や水路のシミュレート、積雪をシミュレート、木、岩、草などのアセットをプロシージャルに散乱させて配置、衝突を検出して重なるのを防ぐ機能も用意されています。
様々なノードの追加
ノードに、ベジエ曲線パスを滑らかで複雑な形状を作成出来る曲線ノード、曲線の塗りつぶし、曲線の散布、カーブのパスに沿って画像を適用する機能、曲線をワープする機能、曲線セットの方向を反転、曲線に沿って点群を作成等が追加されています。
3Dビューポートの改善
レイトレース シャドウ、グローバル イルミネーション、反射、ブルームと半透明性の向上、シーン、異方性、クリアコート マテリアルのサポート、HDRIをドラッグアンドドロップで読み込んで確認出来る新機能により、ビューポート上のビジュアル品質が大幅に向上します。またレンダリング品質も改善されています。
新しいベイク機能
Disk Sampling Curvature ベイカーと Bevel Normals ベイカーの２つのベイク機能が追加されました。
Disk Sampling Curvature ベイカー
Disk Sampling Curvature ベイカーでは、滑らかで正確なカーブ情報を取得し、より自然なウェア効果や凹凸表現を実現します。
Bevel Normals ベイカー
鋭角に沿ってベベルエッジを持つ法線マップを生成出来るので、メッシュのジオメトリに細分化やポリゴンを追加することなく、シンプルで低ポリゴンのメッシュに滑らかで丸みのあるエッジを追加できます。
新しいマテリアルが追加
insta Matの生成マテリアルライブラリに新しいマテリアルが追加されました。
新しいSFデカールが追加
140種類以上を超えるSFデカール素材が内蔵アセットライブラリに追加されます。
新しいグランジとパターンが追加
湿気の斑点等の汚れのあるグランジや、手書き風のグランジ、傷のグランジ、乾燥した湿気のカビっぽいグランジ、クリスタルの不規則な硬い模様が追加されています。
UVのつなぎ目をぼかせるメッシュブラーの改善
年間収益が100,000ドル未満の場合は無料で使用出来ます
instaMATは正式リリースされましたが、個人、中小、スタートアップ企業の年間収益、100,000ドル未満の場合は、(１ドル150円計算の場合だと日本円で1500万円)無料で使用する事が可能です。
その他の機能はこちらのリリースページから確認してください。
