sigmaPBRは、自分でフォトグラメトリーソフトを使って作成した3Dモデルと、さまざまな方向から偏光撮影した写真を利用して、そのモデルに合ったPBRテクスチャを生成するソフトです。
表面の色だけではなく、光沢やザラつき、反射の強さ、細かな凹凸もテクスチャとして生成できるため、照明を変更しても実物に近い質感を再現できます。
公式サイトのギャラリーにはクローズアップしても細かな質感の分かるモデルが公開されています。
一般的なフォトグラメトリーでは、物体の形状や表面の色は取り込めますが、光沢の強さや表面の粗さなどは十分に記録できないため、スキャン後に手作業でマテリアルを調整する必要がありますが、sigmaPBRでは、偏光方法を変えて撮影した写真から表面の反射特性を解析することで、色だけではなく、滑らかな部分、ザラついた部分、磨かれた部分、傷や錆などが光にどのように反応するのかをテクスチャとして生成できます。
生成できるのは、Diffuse Albedo、Roughness、Specular、Normalマップ。ノーマルマップは、ワールドスペースに加えてOpenGLとDirectXのタンジェントスペース形式に対応。MetallicとDisplacementマップについては現在開発中とのことです。
使い方は、クロス偏光と平行偏光で撮影した画像、UV展開済みのOBJモデル、各写真のカメラ位置情報を用意してsigmaPBRで処理します。2種類の偏光画像は同じ位置から撮影する必要はありませんが、すべての写真を同じフォトグラメトリー空間上で位置合わせしておく必要があります。
撮影には専用機材が不要で、リングフラッシュを取り付けた手持ちカメラのほか、スキャナー、ターンテーブル、フォトメトリックステレオ用の撮影装置などを利用可能。布、植物、地面といった平面的な素材を撮影する2Dスキャンにも対応。
入力画像は8bit、16bit、RAWに対応し、出力解像度に固定された上限はなく、2K、4K、8K、16Kなど、素材やPCの性能に合わせた解像度でテクスチャを生成できます。
生成されたテクスチャは既存モデルのUVに合わせて出力されるため、一般的なPBRマテリアルに対応した3DCGソフトやゲームエンジンへ読み込み、照明環境を変更して利用可能。
動作環境はWindows 10/11とLinuxに対応し、処理にはNVIDIA製GPUが必要。
ソフトはまだリリースされておりませんが、公式サイトより無料評価依頼する事が可能です。
Introducing sigmaPBR – our new PBR solver which is currently in closed beta testing.
sigmaPBR uses photometric images, camera poses, and input geometry to reconstruct accurate physically based material properties for use in rendering, ML training and 3D scanning pipelines. pic.twitter.com/zJTjnpZvXA
— McGavish (@McGavish) September 9, 2026
