3DCGソフト

Maverick Studio プロダクト商品に質感付けてライティングするなら使いやすそうなスタンドアロンソフトの機能を詳しく調べてみました

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Maverick Studio

Maverick Studioは読み込んだ3DモデルやCADデータに対してマテリアルやPBRテクスチャを割り当てたり、サブスタンスデザイナーのパラメータを読み込んでライトをドラッグアンドドロップしてレンダリングするプロダクトデザイン向けのリアルタイムレンダリング用ソフトです。

バージョン2021.2がリリースされTRACE SETS機能では別のモデルが映り込んでいる部分を非表示にしたり、ライトを部分的に当てなくしたりすることが可能になったり、LightBOX機能でスタジオのような空間を1から作り上げたり、CURVAURE機能の追加でエッジ部分にだけ別マテリアルを追加したり、Ambience Composerでは物理ライトを直接配置できるので実際のライトと同じようにモデルを照らすことが可能になります。

30日間の体験版を使う事ができますが、気になるお値段はインディーライセンスが1ヶ月19€で、年間149€で買い切りが249€。スタジオライセンスが1ヶ月39€で、1年299€、買い切りは499€となっています。

似たようなソフトでHDRIライトスタジオがありますがそれよりも多機能で使いやすそうな雰囲気です。ただHDRIライトスタジオの場合はMAYAのArnoldやV-rayと繋げてマテリアルもmayaで付けてレンダリングできますが、Maverick Studioはモデルをインポートしてマテリアルやレンダリングまでつけて1本で完結するソフトとなっていますが機能が豊富に備わっています。

TREACE SETS機能

IDを割り振る事で部分的にライトを切ったり映り込みを非表示にしたりすることが出来る機能です。MAYAでもライトリンクを使うと設定できますがどこにどの部分を設定したのか分かりづらくなるので簡単に設定する事が出来ます。

正面からライトを当てたけどボトル部分だけライトを切りたい場合に、


綺麗に非表示にすることが出来ています。


また球体に移っている円柱の映り込みも、


球体側だけ非表示に映らなくする事も出来ます。

AMBIENCE COMPOSER

HDRではなくジオメトリライトを配置するので実際のライティングと同じように光源を設定する事が出来ます。また全体を引く事でライトがどこから当たっているのか確認する事が出来るのが特徴です。


Ambience Composer Save and Reuse

バリエーション作成したAMBIENCEライトライブラリに保存して直ぐに変更して確認する事が可能です。

LIGHT MIXER

レンダリングした後にライトの光を個別でリアルタイムに調整する事が出来ます。

CURVAURE

エッジ部分にだけ別マテリアルを割り当てることが出来る機能です。参考作品ではベースはシルバーでエッジ部分にだけゴールドのマテリアルが表示されています


SBSARファイルの読み込み

サブスタンスデザイナーのSBSARを読み込み調整して質感を作成する事が可能です

DISPLACEMENT

ディスプレイスメントマップも綺麗に表現されます

さらにディスプレイスメントで凹凸が出来た部分にバンプマップを適用する事で、

細かなテクスチャを追加する事も可能です。

PSD AND BAKC DROP

レンダリングする時はメインのモデルと背景と影などをコンポジットしたい場合に一括でPSD素材としてレンダリングしてくれます。書き出されたPSDをフォトショップで開くとベースモデルがあって影やリフレクションに背景素材がレイヤー別素材としてコンポジットしやすいようになっています。

他にはモデルのパーツ部分毎にパーツ素材として1回でレンダリングしてくれる方法もあります。

書き出されたPSDデータを開くとパーツごとに分けられていて部分毎に調整しやすいようになっています。

One-click PBR textures import

PBRテクスチャを1つ選択するだけで自動で残りのテクスチャを検出してマテリアルを作成してくれます。

作成されたマテリアルはドロップするだけで直ぐに適用する事が出来ます。

UV Triplanar

ツールに含まれているTriplanarを使う事で均一のUVを作成する事が可能になります。

Round Edges

モデルのエッジが角ばっている部分に自動的に丸みをつけてくれる機能です。

DEPTH OF FIELD

実際のカメラと同じように被写界深度を付けて部分的に画像をぼかすことがリアルタイムで可能になります。

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