ドーナッツといえば上に大量のチョコチップが乗っている種類がありますが、今回はMAYA2018のMASH機能を使って簡単に大量のチョコを載せる方法を書きました。覚えておけば5分もあれば完成する事が出来ますよ。
まずはベースとなるドーナッツと、チョコの種類を今回は4モデル用意しました。色は適当にblinnシェーダーを4種類割り当てているだけです。
原点から4つ横にコピーして配置
チョコを4つ選択して「MASH」→「MASH エディタ」を選択
すると小さな「MASHエディタ」が表示されるので、「作成→MASネットワークを作成」を選びます。
「MASH_Distribute1」というのが自動で作られモデルが全て同じ色に変わりました。
このままだと、すべてが単色なので、右側にMASH専用のパネルがあるので、そこから「ID」をえらんで「IDノードを追加」をクリックします。
すると、4種類のMASHモデルとして認識されるようになります。
MASHエディタにも今追加したMASH_IDが加わっているのが分かります。
MASHのPlacerを使って大量に配置する。
大量に配置するチョコスプレーはモデルの上をクリックしたら沢山配置できる「Placer」を使いたいと思うので、ここも先ほどと同じく「プレーサノードを追加」を選びます。
プレーサーノードを選ぶと右側にこんなパネルが表示されます。
とりえあずドーナッツの上をなぞるだけでも、ドーナッツに沿ってモデルが配置されますが、ランダムな角度で4種類のカラーモデルを配置したいので、
ランダム回転のYに360と入力して
ランダムIDに0と3を入力(IDが今回は4種類なので0、1、2、3で4種類)もちろん1種類だけの色を入力する事でそれだけ配置する事も可能。
ペイントすると、ランダムなカラーと角度で簡単にチョコチップが配置できています。
部分的にペイントを削除する方法
ペイントしているとここはちょっといらないなぁ..という部分が出てきますが、そんなときはツールの「削除」を選んでブラシサイズを変更してなぞると削除する事ができます。
ブラシを小さくすると1個から削除できるのでちょっと浮いてる不自然なモデルだけを削除する事もできます。
重なってるモデルをばらけさせる方法
重なってるモデルをばらけさせたい時は「衝突」を選んでなぞると、モデルをバラバラに移動させる事が出来ます。
モデルを移動、回転、スケールする方法
配置したチョコチップは1個1個から、枠で囲った部分まで、「移動、回転、スケール」を選ぶと調整する事が出来ます。
今回はドーナッツを例に作成しましたが、瓦礫や植物を沢山配置したりする場合も使えると思うので是非覚えてみてください。過去にも大量配置するプラグインを触った事がありましたが、MASHの配置は1番軽くてスムーズな気がしました。触っていて楽しかったです。