コンテンツマーケットプレイス「Fab」のリリースが10月に決定。パブリッシングポータルが本日より公開
2023年のGDCでArtstationMarketplace、Quixel Megascans、sketchfab、UnrealEngineMarketplaceが1つにまとめらたサービス「Fab」について発表されましたが、10月中旬に遂にFabがリリースされることが発表されました。
Fabで販売するクリエイターは88%の収益配分
Unreal Engine マーケットプレイス、Sketchfab、ArtStationマーケットプレイス、Quixel.comがFabに移行され、Unreal Engine Market PlaceがFabになります。
Fabで収益分配はクリエイターが88%となっているので、より現実的で持続可能なビジネスの構築が可能となり、Fabのリリースから2024年の年末まではFabの標準ライセンス製品の売上に対して、Fabパブリッシャーは100%の収益分配を受けることができます。
また、Adobeと共同のリリースプロモーションの一環として、Fabの標準ライセンス製品を出品した方、または25ドル以上購入した方は、Adobe Substance 3D PainterおよびModelerの6か月間のサブスクリプションを無料で受け取ることができるキャンペーンも開催されるとの事です。
リリースに向けて現在、Unreal Engine マーケットプレイスを利用しているクリエイターの方々は、本日からFabパブリッシングポータルを通じて製品をFabに移行することができるようになっていて、Sketchfabコミュニティがライセンス可能なコンテンツをFabにシームレスに移行できるようにする移行ツールもリリースする予定との事です。FabがリリースされるとUEマーケットプレイスは利用できなくなるので注意してください。
2025年からQuixel Megascanが無料で無制限に利用不可能になる
2025年からQuixel Megascansの料金が導入され、大半のMegascansコンテンツはUnreal Engineのプロジェクトにおいて無料で無制限に使用できなくなるとの事です。
Fabのリリースから2024年末まで、Fabの標準ライセンスの下で、すべてのエンジンとツールにおいて全員がMegascansを無料で利用でき、 QuixelのコンテンツをFabで取得すると、無料か有料かに関係なく、永久に使用可能。Quixel.comやBridgeアプリを通じて、以前に取得したコンテンツには引き続きアクセス可能なので、気になるコンテンツは2024年内の今のうちに取得しておいた方がよさそうです。
ArtstationはのポートフォリオやPrintsはFabに移行されない
またArtstationもFabに移行されますが、ポートフォリオやPrintsはFabには移行されないとの事で、Fabで作品を販売したい場合は登録した方が良いとの事です。