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AERO 17HDR 色を見るのに最適!最新CPU Core i7-10875H搭載ノートパソコン実機レビュー

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GIGABYTEより2020年発売の最新CPU Core i7-10875Hが搭載されたノートPCをお借りしたのでレビュー記事を書かせて頂きました。

今回お借りしたAERO 17 HDRの特徴はゲーミングノートと書かれていますが、工場出荷時にX-Rite Pantoneのキャリブレーション技術でAdobeRGB100%のディスプレイパネルが搭載されているのでモニターで的確な色を確認したいデザイナー向けのパソコンとなっています。

ベンチマーク数値も過去に使ってきたノートパソコンの中でも特に高く、3DCG性能に加えてゲームプレイも快適に動作できたので仕事から遊びに色々な場所で活躍できる1台となっていました。値段もそれなりにしますが、現時点で最高峰のプロフェッショナル向けのパソコンです。

 

機種名 AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)
モニターサイズ 17.3インチ HDRwith Adobe RGB100%
CPU Core i7-10875H
グラフィックス RTX2070SUPER_Max-Q
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
重さ 2.5kg
値段 329,780円~ (詳しくは販売サイトを確認)

 

GIGABYTEとは?

1986年に台湾で設立されたパソコン・周辺機器メーカー。日本ではASUS、ASrock、MSIに続いてマザーボードにおいて日本ではシェア4位を持つメーカーです。GIGABYTEブランドは「軽い」「薄い」「高性能」が特徴です。

 

AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)のセット内容

 

  • 本体
  • 電源
  • 説明書

 

AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)のデザイン

 

全体的に黒いボディカラーですが、背面には上部がマットブラックで下面がヘアライン加工されていたり、黒の中でも素材を分けて単調にならずにおしゃれなデザイン加工が特徴です。

持ってみると分かりますが、17インチでハイエンドゲームがプレイできるパソコンなのを忘れてしまいそうな軽さです。

 

 

モニターとキーボードの接続部分には隙間のあるパーツが使われていて正面からの画像を見ると隙間があるのが分かります。

 

画像クリックで拡大します

 

画面の見え方 視野角 モニターの色

 

液晶画面は17.3 型の4K UHD IPSパネルが搭載され X-Rite™ Pantone®で工場出荷時にキャリブレーションされているので、Adobe RGB100%表示可能。写真やイラスト作成でも細かな色を確認して表現する事が出来ます。(通常のモニターは向上出荷時に簡単なチェックをするだけです)

 

 

斜めから見ても4K UHD IPSパネルが搭載されているので正面から見た時と同じ色を確認する事が出来ました。

 

 

3mm幅の超狭額縁でモニターへの没入感が増します。

 

 

モニターは最大この角度まで開く事が出来ます。

 

キーボード タッチの感触

 

キーボードはスペースキーが短くなっている部分と、通常のwindowsキーとは少し配列が異なっている点と、プリントスクリーンキーが無いので写真をキャプチャする時に一手間必要となります。

 

 

キーピッチは非常に薄くて柔らかく押し心地が非常に気持ちよくタイピング出来ました。

バックライトによってキーボードはカラフルに発光しますが、初期設定時から入っているソフトによってオリジナルカラーに変更する事が可能です。

キーボードがカラフルに発光するだけだと見栄えが良くなるだけですが、そんな時に自分で指定した色をキーボードに設定してあげるとゲームや3DCGにフォトショップを使う時にショートカットを分かりやすくする事も出来ます。よく使うキーに分かりやすくシールを貼っていた頃が懐かしいです。

 

 

タッチ部分を触ってマウス操作しても問題なくスムーズに動作する事が出来ました。

 

指紋認証技術でのスリープ解除

 

タッチ部分左上には小さな枠がありますが、指紋認証技術が搭載されているので、パソコン初期設定時に指定した指を設定しておくとスリープ解除を一瞬でする事が出来ます。毎回パスワードを入力する面倒な作業を省けるのは気持ちよく作業出来ます。

 

 

カメラカバーが付いている

 

現在発売されているほとんどのノートパソコンにはウェブカメラが搭載されていますが、知らずにソフトの起動をオンにして相手に恥ずかしい自分の姿が映りっぱなしだったという事を防げるようにプライバシーを保護する為のカメラカバーが付属しています。

 

 

 

正面・後ろ・サイド面の端子

 

パソコン正面 17インチハイスペックノートパソコンなのにかなりの薄さなのが分かると思います。

 

 

パソコン背面

 

 

右面にはUSB3.1、 Thunderbol3、mini displayport、HDMI、電源、

 

 

左面には USB3.2(gen1)x2、イヤホンジャック、マイクジャック、SDカードリーダー、LANが付いています。

 

バッテリーの駆動時間

 

AERO本体のバッテリーは公式サイトによると連続8時間起動する事が出来るので、少し大きめなACアダプターを持ち歩かなくてもパソコン作業に困る事が無さそうです。

 

LANを挿した後に抜きづらい

 

有線のLANを繋げた後に抜こうとしたら、黒いパーツがパソコンに引っかかって下までさげれず、ペンなどの細いものを用意しないと抜く事ができませんでした。

 

パソコンの動作音

 

AERO 17 HDRは標準搭載されているソフト「GIGABYTE Control Center」を使う事でファンの速度を「Quiet」「Normal」「Gaming」の3段回で変更する事が出来ますが、ファンの速度を下げていると数値も下がってしまうので、最高数値を出したければうるさくてもGamingにする事をおすすめします。

 

 

パソコンの動作音は起動してるだけだったり、ネットサーフィンなどの軽い動作中は30~40db前後で静かですが、CINEBENCHを使ってみると60db~前後の大きな音になりました。レンダリングや負荷の高いゲームをするとファンの音が大きくなります。

音はうるさいですが、しっかりとパソコンを冷却してくれている証拠なので内部のパソコンパーツを長く使う事ができます。

 

平常時 30db前後
ベンチマーク計測中 60db前後

 

騒音計で計測した音の評価数値
冷蔵庫の音 30db
室内のエアコンの動作音 40db
室外機のエアコンの動作音 50db

 

AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)のパーツ構成と性能

AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)の性能
CPU Core i7-10875H
グラフィックス RTX2070SUPER_Max-Q
メモリー 16GB
ストレージ 512GB SSD
通信機能 LANポートx1

 

CPU性能

 

CPUには最新の第10世代のComet Lake Hシリーズ、Core i7-10875Hが搭載されています。CPU8コア16スレッド、ベース動作周波数は2.6Ghzです。

過去のCPUと比較すると性能が良くなっているのが分かります。

 

CPU型番 コア数 性能 搭載パソコン
Core i7-10875H 8コア
1612
AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)
Core i7-9750H 6コア
1298
GALLERIA GCR2080RNF-E
Core i7-8750H 6コア
1109

GALLERIA GCF2070NF

Core i7-10510U 4コア
402
DAIV 4N

 

グラフィックカードの性能

 

グラフィックカードには性能の良いハイエンドゲームやレンダリング速度が早くなるノートパソコン用のRTX2070SUPERMax-Qが搭載されています。

 

実際にMAYA、blender、サブスタンスペインター、マーベラスデザイナーを操作してみました。

 

MAYA arnoldのレンダリング速度

 

mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。

 

使用ソフト MAYA arnold
レンダリングサイズ 1920×1080
バイク本体のテクスチャ 2kサイズx90枚
倉庫 2kサイズx50枚

 

レンダリング時間は54:34秒と出ました。

 

過去に使ったノートパソコン一覧表と比べると1位という結果でした。CPUレンダリング なのでCore i7-10875Hの性能が目立った結果となっています。

 

順位 レビューPC レンダリング時間
1位 AERO 17 HDR (XB-8JP4130SP) 54:34
2位 GALLERIA GCR2060RGF-E 65:12秒
3位 GALLERIA GCR2070RNF-E 68:41秒
4位 GALLERIA GCR1660TGF-QC-G 69:48秒
5位 GALLERIA GCR1660TGF 70:59秒

 

blenderのレンダリング速度

 

blenderのデモファイルAgent327 Barbershopをダウンロードしてレンダリングしてみましたが、ソフトもしっかり起動できてレンダリング時間は下記となりました。

 

blenderを使ったCyclesのレンダリング速度
CPUレンダリング/17分36秒 GPUレンダリング/25分43秒

 

サブスタンス ペインターやマーベラスデザイナー動作確認済み

 

テクスチャペイントソフトのサブスタンス ペインターに、洋服を作ったり出来るマーベラスデザイナーも問題なく動作確認できました。

 

CINEBENCH R15のベンチマーク数値

OpenGL 133.95
CPU 1612cb

 

CINEBENCH R20のベンチマーク数値

CPU 3380pts

 

V-rayのベンチマーク数値

CPU 01:33
GPU 01:18

 

フォトショップの処理能力

 

ぼかし放射状

 

フォトショップCCを使って6000x4000pxの写真にぼかしの放射状を最高画質で適用すると約19.33秒でした。そこまで早くはありません。

 

 

ゲームのベンチマーク結果  / 軽いゲーム

 

軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークはグラフィック設定が最高品質だと評価がすごく快適でスコアが13573でした。快適に動作できます。

 

すごく快適 13573

 

ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズのベンチマークは非常に快適でスコアが14177だったので問題なくプレイする事が出来ます。

 

快適 14177

 

ゲームのベンチマーク結果  / 中程度のゲーム

 

中程度の処理能力を要求されるモンスターハンターは常時60FPS数値が表示されて快適にプレイする事ができました。

 

モンスターハンターワールド 60FPS

 

グラフィッククオリティをすべて最高にしてフォートナイトをプレイしてみましたが、常時20~40FPSが出て動作は少し重たかったです。1つ画質を落とす事で50~60FPSが出て問題なくプレイできました。

 

フォートナイト 最高品質から1つ画質を落とす必要あり

 

ゲームのベンチマーク結果  / 重たいゲーム

 

FF15を最高設定「高品質」の「4Kサイズ」でベンチマークを測定してみましたが、スコアが3124得点で評価は「普通」と表示されました。重たい処理を求められるゲームでも遊ぶ事が可能です。

 

普通 3124

 

オンラインで対戦できるFPSゲームPlayerUnknown’s Battlegroundsはグラフィック数値を全てウルトラにしてもFPS数値が常時80~100FPSが表示されて重さを感じず高画質で快適に遊ぶ事が出来ました。

 

PlayerUnknown’s Battlegrounds 80~100FPS

 

全世界で1億1500万本売り上げたグランドセフトオート5のベンチマークでは解像度を2Kサイズでその他のテクスチャサイズなどは「超高」設定にして測ってみるとFPS数値が50前後で処理されました。

 

 

実際にプレイしてみましたがラグやカクツキがなく快適に操作出来ました。

 

 

グランドセフトオート5 40~50前後FPS

 

AERO WB-8JP4130SPの評価


販売代理店サイトAERO 17 HDR (XB-8JP4130SP)

台湾で作られているパソコンはあまり知られていないと思いますが、ディスプレイの良さや17インチなのに薄くて持ち運びしやすいデザインは使い勝手がとても良いです。

細かい点で言えば指紋認証システムはパスワード入力をしないで一瞬で起動できるのでその素早さに驚きました。

値段は高いですが色を正確に見なければいけない仕事をしているプロフェッショナルのデザイナーやイラストレーターにはおすすめできる1台です。

CPUもグラフィックカードも良いパーツが使われていてメインとしてもサブ機としても十分満足出来ます。

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