10万円台〜

初心者向けパソコン ドスパラ7万円台のraytrek Debut実機レビュー

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今回はドスパラさんよりクリエイター向けブランドのraytrekよりraytrek Debutをお借りして実際に触ってみました。何と言っても値段が税込み79,979円とraytrekで一番安いデスクトップパソコンですが、CPUには2021年3月発売された6コア12スレッドのCore i5-11400が搭載され、グラフィックカードは内蔵GPUのインテルHUDグラフィックス730が使用されています。

フォトショップ、Maya、Blender、サブスタンスペインターは問題なく動作して、特にMayaのCPUレンダリングは値段の割に速かったのが印象的でしたが、ゲームプレイに関しては内蔵GPUだけなので高画質でプレイする事は困難でした。

そこまで重たい事を要求されないイラスト制作だったりBlenderをこれから触ってみたい人向けのパソコンであって、ゲームもガッツリプレイしたいと思っている場合はもう少し性能の良いパソコンraytrek XV-Tiモデルともページ最後に比較しているのでそちらも参考にしてみてください。

今回借りたのはこちらのパソコンです

機種名 raytrek Debut
CPU Core i5-11400
グラフィックス インテル UHDグラフィックス730
メモリー 16GB
ストレージ 500GB NVMe SSD
値段 79,979 円(税込)
(詳しくは公式HPを確認してください)

raytrek Debut のデザイン


本体はマットブラックで統一されているデザインです。大きさは幅190mm、高さ360mm、奥行き420mmなのでゲーミングパソコンなどもよりも少しコンパクトなサイズなので机下に置くときにも邪魔にならないサイズです

画像クリックで拡大します

真横から見た本体のデザイン

本体左面にはパンチングが開いているので熱が逃げやすい構造になっています。

画像クリック拡大します
左面 パンチングの穴が開いています。 右面

底面には白い足が4つ付いていて本体をしっかり設置出来るようになっています。

正面・後ろの端子


正面にはDVDスーパーマルチドライブ、USB3.0x2、カードリーダー、電源、オーディオ入出力が付いています。


背面にはHDMIx1、D-subx1、Display portx1、USB3.2×2、USB2.0x4、LANx1、オーディオ入出力が付いています。

raytrek Debutのパーツ構成と性能

CPU性能


CPUには2021年3月に発売された6コア12スレッド、2.6GHzで、内蔵GPUのインテル UHDグラフィックス730が入ってるCore i5-11400が搭載されています。値段が安く比較表を見ると性能はかなり下になっていますが、値段が安いのに使えるCPUとあって人気上位で売れ筋商品です。

型番 コア数(スレッド数) 性能
Core i9-11900K 8(16)
5150
Core i7-11700K 8(16)
5050
Core i9-11900KF 8(16)
4960
Core i9-10900K 10(20)
4820
Core i7-11700KF 8(16)
4780
Core i7-11700F 8(16)
4200
Core i7-10700K 8(16)
3960
Core i7-10700 (F) 8(16)
4200
Core i5-11400 6(12)
3540

>ドスパラ公式サイト CPUベンチマーク比較表

メモリの搭載数値


複数のソフトを同時に立ち上げたりする時に必要となるメモリは16GB搭載されています。ゲームをプレイするだけなら問題ありませんが、複数のソフトを立ち上げて何か作業する場合には32GBあると快適に作業する事ができますが、後から8GBのメモリを2枚追加する事で増やす事が可能です。

ストレージの容量 (データ保存)


ゲームのインストールやデータ保存に必要なSSDは500GB搭載されていますが、現在発売されているゲームは重たい物が多くてフォートナイトだと31GB必要で、キングダムハーツⅢだと65GB、GTAⅤだと98GBと大容量な物ばかりです。出来れば1TBあると余裕をもって色々と使う事が出来ます。

電源

電源は80PLUSのBRONZEが搭載されています。もっと変換効率の良い電源もありますがBRONZEが一番コスパが高くて主流の電源となっています。

パソコンの動作音


パソコンの動作音は非常に静かです。Vrayベンチマークを起動してみましたが、一瞬40dbまでいきましたがその後は平均して36db前後を行ったり来たりで多少音がするかなぐらいで作業しながら音が気になる事はありませんでした。

ちなみに一般的な生活音の大きさは以下となります。

騒音計で計測した音の評価数値
冷蔵庫の音 30db
室内のエアコンの動作音 40db
室外機のエアコンの動作音 50db

MAYA arnoldのレンダリング速度

mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。

使用ソフト MAYA arnold
レンダリングサイズ 1920×1080
バイク本体のテクスチャ 2kサイズx90枚
倉庫 2kサイズx50枚

レンダリング時間は38:36秒でした。


過去に使ったデスクトップPC一覧表で比べると最下位の結果ですが、7万円台のデスクトップPCなのにこれだけ使えるのはかなり頑張っていると思います。

順位 レビュー記事 MAYA レンダリング
1位 raytrek 4CZZ 6:56秒
2位 GALLERIA UA9C-R38 第12世代Core搭載 9:37秒
3位 GALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載 12:33秒
4位 GALLERIA XA7C-R37T 19:00秒
5位 raytrek ZQ-A4000 14:04秒
6位 raytrek XV 20:15秒
7位 GALLERIA XA7R-67XT 21:20秒
8位 GALLERIA XA5R-67XT 5600X搭載 24:33秒
9位 GALLERIA XA5R-67XT 5600X Windows 11 搭載 31:46秒
10位 GALLERIA XA7C-R37 32:32秒
11位 raytrek Debut 38:36秒

Blenderのレンダリング速度

BlenderでサンプルモデルのAgent327Barbershopをレンダリングしてみると、CPUレンダリングでは1時間3分で、GPUレンダリングは57分36秒でした。以前使った16万円台のパソコンraytrek XV-TiはCPUレンダリングが18分、GPUレンダリングが20分だったのでかなり遅い事が分かります。

Blenderを使ったレンダリング速度
CPUレンダリング/01:03:04秒 GPUレンダリング/57:36秒

V-rayのベンチマーク数値

CPUレンダリングは01:53秒ですが、GPUレンダリングはグラフィックカード非搭載なので計測されませんでした。

CPU 01:53
GPU 00:00

CINEBENCH R15のベンチマーク数値

CINEBENCH R15のベンチマークはOpenGLが55.15fpsでCPUは1207cbでした。

OpenGL 55.15fps
CPU 1207cb

サブスタンスペインターも動作確認済み


リアルタイムペイントソフトのサブスタンスペインターはしっかり動作しました。エフェクトでペイントする機能も問題なく動きました。

フォトショップの処理能力

フォトショップを使って6000x4000pxの写真に「ぼかし放射状」を最高画質で適用すると約15.24秒で処理が完了しました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。

過去に使用したレビューPCでは以下の速度比較となっています。CPU性能はそこまで高くありませんが、極端に遅すぎる結果になりませんでした。

CPU 時間 レビューPC
Ryzen 9 3900X 8.55秒 ガレリア ZA9R-R70S RTX2070Super搭載
Core i9-10900K 9.83秒〜11.50秒 GALLERIA-ZA9C-R80T
Core i7-11700 10.75秒 GALLERIA XA7C-R37
Core i7-10700 12.48秒 ガレリア  XA7C-R70S
Core i7-11700F 12.70秒 raytrek XV-Ti 11700F搭載モデル
Core i7-10700F 12.75秒 raytrek XV-C
Core i7-9700 13.42秒 raytrek MX
Core i5-11400 15.24秒  raytrek Debut
Ryzen 7 3700X 16.02秒 GALLERIA XA7R-67XT 3700X搭載モデル


5000pxキャンバスに大量にパスを配置してもフォトショップが落ちる事もなかったので、でイラスト作成やレタッチにも十分使える事が分かります。

ゲームのベンチマーク結果  /

軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークはグラフィック設定を「最高品質」で、解像度を「1920×1080」でスタートすると、スコアが5587で快適に動作する事が出来ました。

ドラゴンクエストⅩ 5587

暁月のフィナーレ – ファイナルファンタジーXIVのベンチマークを起動すると1280×720設定からさらに設定変更で画質を下げる事でスコアが4495で普通にプレイ出来る結果となりました。

暁月のフィナーレ – ファイナルファンタジーXIV 4495

画質を下げてフォートナイトをプレイすると30FPS前後が表示されて、多少動きに違和感がありましたが、どうにかプレイする事が出来たという結果でした。

フォートナイト 30FPS~

APEXは設定を下げてプレイするとFPS数値は常時30前後表示する事が出来ました。途中動きに違和感があったので快適にプレイする事は不可能でした。

APEX 30FPS~

キャラの顔も不自然なぐらい画質設定を下げる必要がありました。


モンスターハンターライズのDEMO版を設定を下げてプレイしてみると30FPS前後でしたが動きが極端に重くならずにプレイする事が出来ました。

モンスターハンターライズDEMO版 30FPS~

FF15のベンチマークは一番設定を下げても動作困難の結果でスコアが1725となりプレイする事が不可能でした。

FF15 1725

GTA5は設定を低くしてベンチマークを起動するとFPS数値が50前後で動作する事が可能でした。

GTA5 50FPS

raytrek Debutの評価


ドスパラ公式サイト raytrek Debut

値段が安くてイラストやCGを始めて見たい人向けのパソコン!

今回使ったパソコンは値段が安い分性能も低いですが、フォトショップやBlenderにMaya、サブスタンスペインターを使った動作は可能でレンダリング時間の速さを求めなければ十分使う事が出来るパソコンとなっていました。

ただ、ゲームに関しては内蔵GPUしかなくFPS数値が低くてプレイするのが不可能な物が多かったので、ゲームはほとんどプレイせずにクリエイティブな操作にだけ使いたい人に向いているパソコンとなっています。

今回のパソコンよりもBlenderやMayaのレンダリング速度は速くてゲームも快適に動作するパソコンは無いの?と思っている人の為に以前使用した16万円台のraytrek XV-Tiと比較した表を作成しました。

パソコンの名前 raytrek XV-Ti raytrek Debut
デザイン
レビュー記事はこちら 今回使った記事
値段(詳しくは公式サイト参照) 169,980円 79,979 円
Mayaレンダリング時間(CPU) 28:16秒 38:36秒
Blenderレンダリング時間(CPU) 18:44秒 01:03:04秒
フォトショップフィルター処理 12.70秒 15.24秒
ドラクエ10ベンチマーク高品質 21788 5587
FF15ベンチマーク 高品質 4582 1725
メモリ 16GB 16GB
ストレージ 500GB SSD 500GB SSD
CPU Core i7-11700F Core i5-11400
GPU RTX 3060 Ti インテル UHDグラフィックス730

こちらの表を比較すると、Mayaのレンダリングは10分しか違いがありませんが、Blenderは1時間だったのが18分と約3/1になって、FF15などの性能を求められるゲームもRTX3060Tiが搭載されているおかげで高画質にサクサクに動作する事が可能となっています。

ゲームは全くしなくてレンダリング時間などは気にせずにまずはどんな事が出来るのか、エクセル作業やネットサーフィンやyoutube動画などに使いながらBlenderを触ったりイラストを描いてみたいと思っている人は今回使用したraytrek Debutがオススメですが、より本格的にゲームやCGをやりたいと思っている人にはraytrek XV-Tiがオススメとなっています。

raytrek XV-Tiを触った記事はこちらに書いているので合わせて参考にしてみてください。

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