マウスコンピューターさんよりクリエイター向けパソコンのDAIVシリーズよりRTX2060が搭載されているDAIV-DGZ530S3-SH2-VRをお借りしました。色々と細かくカスタマイズされたパソコンが多く売られているマウスコンピューターさんの中でもクリエイターに特に人気があり売れ筋商品と教えてもらった機種を使って実際にMAYAやサブスタンスペイターや動画の書き出しがどのくらいの速度なのか検証してみました。
今回借りたのはこちらのパソコンです。
公式サイト DAIV-DGZ530S3-SH2-VR
DAIVとは?
マウスコンピューターではゲームに特化したG-TUNE、ネットサーフィンや動画を見る為のデスクトップPC、クリエイター向けのDAIV、法人向けPCを展開していますが、
400名以上のクリエイターが所属するアマナグループより代表する4名がプロダクトデザインから加わりクリエイターのパソコンというコンセプトで開発されたパソコンです。
大きなダンボールで到着しました。
パカッ。
しっかりと発泡スチロールに梱包されて到着。精密パーツを扱っていますがこれなら安心できます。
DAIV-DGZ530S3-SH2-VRのセット内容
中身はいたってシンプルに本体と、電源に説明書。
それにDVIケーブルに繋げれるDisplayportとの変換器が付属しています。これはありがたいですね。
DAIV-DGZ530デザイン
正面
電源は1番右のシルバーのボタンを回すと点くようになっています。
正面のパネルを1枚ぺろっと外すと追加したHDDやSSDを直ぐに取り外せるボックスが常備しており鍵をつけておく事も可能です。
その下には色々な規格に合わせたカードリーダーの穴が5種類も備わっています。
右面には大きくシンプルながらDAIVの大きな文字が付いています。
左面からはうっすらグラフィックカードが見えますが、内部の熱が逃げるようにパンチングの穴が空いています。
背面
モニターやタブレットを接続出来る端子はUSB-Type-C、Displayport、HDMIが備わっていますが、最初に書いた通り別途DVI変換器が付いてきます。
他のメーカーと違ってマウスコンピューターらしいデザインと言えば上部に取ってが付いるので持ち運びしやすく、
後ろ足にはローラーが付いているので、力のない女性でも模様替えが簡単に出来るので移動が非常に便利です。もちろん1度設置すると傾けない限り転がりません。
設置してみるとシンプルながらかっこよくて物欲を満たしてくるデザインです。
中身
コードからファンから全て黒で統一されていて、綺麗にまとめられています。
グラフィックカードはGeforce RTX2060が搭載。
SSDはキングストンの240GB
HDDはSEAGATEの2TBが入っているので大容量データを扱う3DCGも、ハイエンドゲームも問題なく保存できます。
CPUを冷やしてくれるファンには台湾のハードウェア会社のCOOL MASTER社製が付いていますが、レンダリングやハイスペックゲームを動かすとかなり大きなファンの音が出ていたポイントだけ気になりました。
パソコンとベッドが一緒の部屋で夜中にレンダリングを回して寝ようという行動をするのはちょっと難しいと思います。
DAIV-DGZ530S3-SH2-VRの性能
CPU | Core i7 9700F |
グラフィックス | GeForce RTX2060 |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 240GB SSD / 2TB HDD |
通信機能 | LANポート x1 |
スペック的には十分ですが、強いて言えばSSDをもう少し容量の多いものに変更してもいいかもしれませんが、ここは後から増設できるので様子を見てから買い足してもいいと思います。
実際にMAYA、ブレンダー、サブスタンスペインター、マーベラスデザイナーを操作してみました。
MAYAで作ったデータを元に実際にarnoldでのレンダリング速度です。メイキング記事はこちら
MAYA arnold 1920×1080
バイク本体のテクスチャ2kサイズx90枚
倉庫 2kサイズx50枚
レンダリング時間は55:24秒でした。過去に他のパソコンを使った速度と比較した表をみると値段と数値的にありな事が分かります。
連番書き出し時間
mayaのxgenでfurをつけたモデルをアーノルドレンダーで120フレーム、1024×1024サイズのEXR形式で書き出すと37分で連番を書き出せました。
テクスチャ作成ソフトのサブスタンスペインターを動作確認してみましたがしっかりと動きパーティクルペイント処理で汚れをつける事ができました。
洋服を作るマーベラスデザイナーの動作も問題ありません。
フォトショップの処理能力
フォトショップCCを使って6000x4000pxの写真にぼかしの放射状を最高画質で適用すると約12:16秒とかなり高速に処理されました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。
Premire proで動画の書き出し時間
Adobe Premiere Proで2560×1440のmp4データ(1:49:10秒)をH.264で書き出すと46秒かかりました。サンプルデータはこちらからダウンロードできます。
ブレンダーを使って公式サイトからダウンロードできるBMWをレンダリングしてみたら5:11秒でした。
V-rayのベンチマークではCPUが01:29秒でGPUは1:06秒とでました。
ゲームのベンチマーク結果
ドラクエ10のベンチマークはすごく快適でスコアが21896です。
FF15のベンチマークは標準品質の1920×1080だとスコアが11197のとても快適
高品質の3840×2160だとスコアが3621の普通と出て高解像度のゲームも難なくプレイする事が出来ます。
ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズのベンチマーク結果も非常に快適でスコアが17143と表示。
オンラインバトルロワイヤルゲームのFPSゲームであるPUBGでは常に110~130FPSをマークしていましたが性能のいいパソコンを使ったからといっても腕は一向によくならないですね..。
DAIV-DGZ530S3-SH2-VRの総合評価
公式サイト DAIV-DGZ530S3-SH2-VR
実際に使ってみるとゲームも3DCGも問題なく動作してくれるので満足に使える1台で、値段と性能的にも適正価格だと思いますが、DAIVシリーズはカスタマイズされた豊富な種類の中から値段と性能を比べて自分でこれだと思える1台を購入する事が出来るので、お金に余裕があるなら数ランク上のCPUとグラフィックカードが搭載されているDAIV Z9を買ったほうが数年先まで快適に操作する事ができると思います。
パソコンに負荷が掛かった時の音の大きさだけちょっと気になりましたが、ボディデザインはかっこよく、取っ手やローラーが付いていたりと細かい所が作り込まれていて使い勝手が良くて満足する1台でした。
初期のDAIVを使っていますが、私も同じようにファンの音が気になりました。
あまりにうるさいので、初期不良かと思った程です。
匿名さん こんにちわ。
やはりそうなんですね..。ちょっと個人的にあれ?と思ってしまいました。
最近のパソコンにしてはめずらしいなと..。