今回はドスパラさんよりCPUがCorei9-13900KにGPUがRTX4090が搭載されている60万円越えのハイスペックパソコンraytrek 4CZZをお借りしたので実機レビューしました。
現在発売されているRTXシリーズで一番性能の高い4090が搭載されていますが、実際に触ってみるとさすがの一言でレンダリングが速くゲームのFPS数値が高く快適にプレイ出来ました。またGPU使用中は静音性も高く気になっていた騒音問題も全然気になる事がありませんでした。
raytrekのハイエンドモデルで新しくリニューアルされた新モデルはシルバーボディでカッコイイだけではなく、手前のファン部分がマグネットで吸着出来るので直ぐにホコリを除去できるようになっていたりと機能面でも使いやすいように一新されてるのが特徴です。
値段こそ高いですが、使ってみるとこの快適さは1度体験すると欲しくなってしまいますね。
今回お借りしたのはこちらのパソコンです。
機種名 | raytrek 4CZZ |
CPU | Core i9-13900K |
グラフィックス | GeForce RTX 4090 |
メモリー | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
値段 | 619,980円 (詳しくは公式HPを確認してください) |
raytrek 4CZZのデザイン
raytrek 4CZZのデザインは2022年12月に一新されたハイエンドモデルのraytrekシリーズとしてボディがシルバーボディと一部黒を使ってメリハリのあるどんな場所でも置きやすく主張しすぎずにクリエイターが使いやすいボディデザインとなりました。
前面から見たデザイン。黒一色のボディデザインよりも白い部屋に馴染みやすくなっています。
真上には無数のパンチングが開けられていて熱が逃げやすい様に工夫されています。
前面には正面からはデザインが損なわれないように横からホコリを取ってくれるパーツがマグネットで入っています。
手で簡単に取る事が出来るので、エアーダスターを使わずとも簡単にホコリを取り除く事が出来ます。
左面にはスリット状のフィルターが搭載されていて、手軽に着脱可能でパソコン内部にホコリが溜まるのを防いでくれるようになっています。
右面にはシンプルにraytrekの文字が記載されています。
正面・後ろの端子
正面にはオーディオ入出力、USB3.2×2、電源がついています。
電源はボタンを押す形式ではなく、下にスイッチを下げる仕組みとなっています。
背面はUSB2.0x2、USB3.2×2、USB3.2×2、LANx1、Type-Cx1、USB3.2×1、オーディオ入出力、Displayportx3、HDMIx1、電源となっています。
raytrek 4CZZのパーツ構成と性能
横パネル後ろに付いてるネジを2つプラスドライバーで外す事で簡単に外してパーツを増設したりする事が出来ます。
グラフィックカードはRTX4090が搭載
グラフィックカードはPaltiのGeforce RTX4090が搭載されています。現在発売されているRTXシリーズのグラフィックカードでは最上位機種として28万円前後の高額パーツとなっていますが、値段が高いだけあり3DCGのレンダリングは過去一番早く、重たいゲームのサイバーパンク2077でもレイトレーシングをオンの状態でも快適に動作してくれるFPS数値をたたき出してくれました。
型番 | 性能 | |
RTX4090 |
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RTX4080 |
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RTX 3090 Ti |
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RTX3090 |
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RTX3080Ti |
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RTX3080 |
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RTX3070Ti |
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RTX3060Ti |
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RTX3060 |
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ベンチマークで有名な3DMARKを使ってみるとTIME SPYのスコアは30542を記録
その他のグラフィックカードと比較してもずば抜けて高い事が分かります。
CPUはCore i9-13900Kが搭載
CPUには第13世代24コア32スレッドのCore i9-13900Kが搭載されています。CPUレンダリングは過去一番で速く処理能力の高さを感じられましたが、CPUレンダリング使用時はGPUと違いファンが高速回転して音が少し大きく感じられました。
型番 | コア数(スレッド数) | 性能 | |
Core i9-13900K | 24(32) |
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Core i9-12900K | 16(24) |
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Core i9-12900KF | 16(24) |
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Core i7-12700 | 12(20) |
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Core i9-11900K | 8(16) |
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Core i7-11700K | 8(16) |
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3DMARKでCPU数値を測ってみると最大スレッド数値が16643となりました。
メモリは32GB搭載
メモリは多ければ複数のソフトを同時に使って快適に動作してくれますが、こちらのパソコンは初期状態から32GB搭載されているので快適に動作する事が出来ます。
パソコンの動作音
パソコンの動作音はGPU使用中は気にならないレベルで静かですがCPU使用中は音が少し激しくなりました。試しにV-rayベンチマークを起動するとCPU使用中は音が56db前後に大きくなりましたが、GPU使用中は45db前後になりほとんど音が気にならないレベルとなりました。
ちなみに一般的な生活音の大きさは以下となります。
騒音計で計測した音の評価数値 | |
冷蔵庫の音 | 30db |
室内のエアコンの動作音 | 40db |
室外機のエアコンの動作音 | 50db |
MAYA arnoldのレンダリング速度
mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。
使用ソフト | MAYA arnold |
レンダリングサイズ | 1920×1080 |
バイク本体のテクスチャ | 2kサイズx90枚 |
倉庫 | 2kサイズx50枚 |
CPUレンダリング時間は6:56秒でした。
過去に使用したデスクトップパソコンとレンダリング時間を比較すると1番速い結果となっています。昔は20分台でも早いと思っていたらいつのまにか6分台に…
ちなみにMayaのArnoldレンダリングで別モデルを使って検証してみると、レンダリング結果が直ぐに反映されてストレスなく快適に作業出来る事が分かりました。じんわ~っとレンダリング結果を待たずにマウス操作を止めたら直ぐにノイズが減って最終系の絵が見えるのは本当に素晴らしいです。さすがRTX4090。
blenderのレンダリング速度
blender3.4を使いサンプルモデルのBMWをレンダリングしてみたら、CPUレンダリングは1分6秒でGPUレンダリングは6秒という結果でした。ここでもRTX4090の性能のずば抜けている結果を感じる事が出来ました。
blenderを使ったレンダリング速度 | ||
CPUレンダリング/1分6秒 | ||
GPUレンダリング/6秒 | ||
RTX4090でGPUレンダリングしている様子のgif動画を掲載しておきますが、あれ?レンダリングが本当にされたの?と一瞬疑うレベルの6秒で結果が直ぐに表示されて速すぎます。
ビューポート上でCyclesのCPUレンダリングしてみるとマウス操作を止めてからじわーっと少しずつノイズが減っているのが確認できます。
今度はGPUにしてレンダリングしてみるとマウス操作を止めてからCPUレンダリングよりも早くノイズが減少してレンダリング出来ているのが確認出来ます。快適すぎます。
Vray ベンチマーク数値
VrayベンチマークはCPU、GPUも高速に終わっているのが確認出来ます。
CPU | 00:22 |
GPU | 00:09 |
Cinebench Release 20のベンチマーク数値
CINEBENCHで計測してみるとCPUは14750ptsでシングルスコアが848ptsです。左下のランキング表だとトップに君臨しているのが分かります。
サブスタンス ペインターも動作確認済み
テクスチャペイントソフトのサブスタンスペインターでシミュレーションペイントする機能を使用してみましたが、重たさを感じずに問題なく動作確認出来ました。
アンリアルエンジン5も動作確認済み
アンリアルエンジン5でデモシーンを読み込み表示してみましたが、こちらも問題なく動作確認が出来ました。
フォトショップの処理能力
フォトショップを使って6000x4000pxの写真に「ぼかし放射状」を最高画質で適用すると約3.52秒と過去最高数値でした。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。
CPU | 時間 |
Core i9-13900K | 3.52秒 |
Core i9-12900K | 4.96秒 |
Core i7-12700 | 6.56秒 |
Ryzen 9 5900X | 7.13秒 |
Ryzen 9 3900X | 8.55秒 |
Core i9-10900K | 9.83秒〜11.50秒 |
ゲームのベンチマーク結果
軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークは最高品質で、評価はすごく快適、スコアが25591と快適に動作する事が出来ました。
ドラゴンクエストⅩ | 25591 |
フォートナイトを高画質設定でプレイすると153FPS前後が表示されて快適に動作する事が出来ました。
フォートナイト | 153FPS〜 |
APEXでは高画質設定でFPSの上限設定をしていない状態で常時293前後を表示してくれて快適に動作しました。
APEX | 293FPS |
GTA5のベンチマークを測ると60FPS前後で快適に表示されました。
GTA5ベンチマーク | 60FPS~ |
FF15のベンチマークでは高品質の3840×2160サイズで計測するとスコアが14949で過去出たことが無い「非常に快適」の評価が初めてでました。
FF15 | 14949 |
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)はグラフィック数値を全てウルトラにしてもFPS数値が233前後出て快適にプレイする事が出来ました。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG) | 233FPS~ |
PC性能を要求されるサイバーパンク2077はレイトレーシングをオンにしても130FPS前後で過去最高数値をマーク。サクサク快適に動作してくれました。
サイバーパンク2077のベンチマークでも平均128FPSが出ていました。
raytrek 4CZZの総評
ドスパラ公式サイト raytrek 4CZZ
速くて快適!爆速パソコン!値段だけの価値がありますが、ここまでの性能が必要なのはプロで仕事をしている人か、お金に余裕がある人ですね。
ボディデザインも一新されホコリを簡単に除去出来たりとボディ周りも使い勝手がよくなりましたが、CPU、GPU共に性能が良いパーツが積み込まれているのでとにかくCG操作は超快適です。リアルタイムと変わらない表示速度でcyclesのレンダリングが出来るのは変更を直ぐに確認しながら作業出来るので、待ち時間が減って作業を効率的に進める事が出来ます。
また、ハイエンドゲームでも重たいと言われているFF15やサイバーパンク2077でも最高数値をマークして快適に動作してくれるのが確認できました。
正直値段は高いのでここまでの性能を必要としている人は限られていると思いますが、作業が想像以上に快適になってくれる事を考えたら、他の検証など色んな事が出来そうなので、ついついポチってしまいたくなります。
2023年6月21日追記
今現在は後継機種として値段が安くなったモデルraytrek 4CZZ 第13世代Core搭載が発売されています。10万円も安くなっているとはお買い得ですね。
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【PC購入】ドスパラのPCを48回払いでネット通販で注文する手順を1から詳しく書きました
ドスパラPCは最短、明後日届きます!
ドスパラPCは神奈川県で製造されていて、配送には「ヤマト運輸」を採用しているので「翌日出荷」と記載されているパソコンは明後日到着します。また金曜日に注文したとしても、土曜日に発送して日曜日に到着します!配送がとにかく早くて実際に2019年、2023年に注文したら直ぐに到着しました。
ドスパラPCは過去に2度購入しています。
ドスパラPCは2019年と2023年と2度実費購入していますが、初期不良もなく全く問題なく使用できているのでオススメ出来るBTOメーカーです!(記事にはしていませんがその昔にも購入経験があり合計3回です)2019年には分割払いで購入した時の購入方法も記載しているので参考にしてみてください。