今回はドスパラさんより最新のグラフィックカードRTX3080が搭載されている30万円台のパソコンGALLERIA UA9C-R38をお借りしたので実機レビューをしてみました。RTX3080のグラボにしたおかげでハイエンドゲームを高画質で設定してもサクサク快適に遊べたりレンダリング時間が早くなったりと良い事づくしでしたが、新しいグラボが発売した事により一つ前のグラボ搭載パソコンガレリア XA7C-R70Sが12万円台でかなりお得になっている事が分かったのでお金を少しでも余らせてお得なパソコンが欲しい人は最後まで読んでみてください。
今回借りたのはこちらのパソコンです
機種名 | GALLERIA UA9C-R38 |
CPU | Core i9-10900K |
グラフィックス | GeForce RTX3080 10GB GDDR6x |
メモリー | 32GB |
ストレージ | 1TB NVMe SSD / 2TB HDD |
値段 | 299,980円 (詳しくは公式HPを確認してください) |
GALLERIA UA9C-R38のデザイン
本体はハイエンドゲーミングPCという事で大きく存在感があります。正面にはシルバーロゴでGALLERIAの文字が入り、その周りは黒いマット調の質感で上面と左右は上位機種にだけアルミヘアラインのあるシルバーパネルで高級感のある作りとなっています。また電源を入れた時には常時青いLEDが光り気分を上げてくれるデザインとなっていて後から色を好きにカスタマイズする事もOFFにする事も出来ます。今発売しているBTOメーカーのケースの中では1番好みのデザインです。
斜め上から見た本体のデザイン
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真横から見た本体のデザイン
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左面 透明アクリルパネルと通気孔 | 右面 ダイヤカットの通気孔 |
左右から見るとパネル部分は斜めにヘアラインが入っている高級感のあるシルバーパネルなのが分かります。また手前部分の青くダイヤカットさていて熱が逃げやすい工夫もされていて、左面の黒い部分からは中が薄ら透けていて内部のパーツを確認出来るようになっています。
パソコン真上はダイヤカットされた通気口が備わっていて、熱が逃げてPC内部の温度を下げれるようになっています。
パソコン正面の上部には電源、USB、ヘッドホンジャックがあるので、デスク下にパソコンを置いたとしても、電源を入れる時も、USBも抜き差ししやすく使い勝手が良かったです。
正面・後ろの端子
正面にはオーディオ入出力、USB3.2×4、電源がついています。
背面にはUSB2.0x2、USB3.2×4、LANx1、オーディオ入出力。
モニターを接続するにはDisplayportx3、HDMIx1がついているのでデュアルモニターで快適に作業したり、液晶ペンタブレットを接続して使う事も可能です。
GALLERIA UA9C-R38のパーツ構成と性能
グラフィックカードの性能
グラフィックカードには最新のPalit製Geforce RTX3080が搭載されています。性能はRTX3090より1つ落ちるもののゲームのFPS数値も爆速でレンダリングも早くて現状のPCとしては非常に快適で申し分ありません。つい先日Nvidiaよりオープンプラットフォームの「Omniverse RTX」が発表されましたが、これを使うには「RTX搭載パソコン」でしか操作出来ない事などから3DCGを使う上で今後RTX搭載パソコンは必須となってきそうです。
またRTX3080を搭載したパソコンには「リジッドガードサポート」と言われる赤枠部分のシルバーパーツがネジでキッチリと追加された事により輸送中に脱落やたわみによる接触不良を防止してくれるようになりました。今までのドスパラPCにはついていなかったパーツですがこれは嬉しい配慮です。
ドスパラ公式サイトのベンチマーク結果ではRTX2080よりも400も数値が高い1662をマークしていて性能の良さが分かります。
型番 | 性能 | |
RTX3090 |
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RTX3080 |
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RTX2080 Ti 11GB |
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RTX2080 SUPER |
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RTX2070 SUPER |
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RTX2080 |
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RTX2070 8GB |
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RTX2060 Super |
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RTX2060 |
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GTX1660 SUPER |
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GTX1650 |
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CPU性能
CPUには2020年5月に発売したintelのCore i9-10900Kが搭載されています。10コア20スレッドで3.70Hz~最大5.30Ghzです。レンダリングは速くて申し分ありませんでした。
CPUクーラーには静音満足パックの虎徹 MarkII SCKTT-2000が付いているおかげでゲームをプレイ中やレンダリング中にも極端にうるさくなることがありませんでした。毎回虎徹 MarkII SCKTT-2000が付いている場合はファンが静かなことが多いです。
型番 | コア数(スレッド数) | 性能 | |
Core i9-10980XE | 18(36) |
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Core i9-10900X | 10(20) |
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Core i9-10900K | 10(20) |
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Core i7-10700K | 8(16) |
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Core i9-9900K | 8(16) |
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Core i9-9900 | 8(16) |
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Core i7-9700K | 8 (8) |
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Core i7-9700 | 8 (8) |
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メモリの搭載数値
メモリは16GBが2枚使われて合計32GB搭載されているので十分な量です。多くのソフトを同時に起動しても落ちることなく快適に操作できます。動画のエンコードにもメモリが多く使われますが32GBあるとかなり早く処理を終えることができます。
ストレージの容量 (データ保存)
ゲームのインストールやデータ保存に必要なストレージはSSDが1TB搭載されている上にHDDが2TBもあるので十分な空き容量があります。沢山のゲームや3DCGソフトをインストールしたり動画やテクスチャ素材などを保存しておくのに問題ない容量です。
パソコンの動作音
PCを起動しているだけの状態だと36db前後でほぼ無音となりますが、V-rayのベンチマークを起動すると50db前後になり少し音がします。音の数値はパソコンの上に直接マイクを置いてるので大きい数値となっていますが実際は机の上で作業しているのでそこまで大きく感じませんでした。
平常時 | 36db〜 |
レンダリング中 | 50db〜 |
ちなみに一般的な音の大きさとしては以下となります。
騒音計で計測した音の評価数値 | |
冷蔵庫の音 | 30db |
室内のエアコンの動作音 | 40db |
室外機のエアコンの動作音 | 50db |
MAYA arnoldのレンダリング速度
mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。
使用ソフト | MAYA arnold |
レンダリングサイズ | 1920×1080 |
バイク本体のテクスチャ | 2kサイズx90枚 |
倉庫 | 2kサイズx50枚 |
レンダリング時間は22:05秒でした
maya / arnold | 22:05秒 |
過去に使ったデスクトップPC一覧表で比べると同じcore i9-10900kが搭載されているGALLERIA-ZA9C-R80Tとほぼ同着でした。
順位 | レビュー記事 | レンダリング時間 | 値段 |
1位 | GALLERIA-ZA9C-R80T | 20:19秒 | 279,980円 |
2位 | GALLERIA UA9C-R38 | 22:05秒 | 299,980円 |
2位 | GALLERIA ZA9R-R70S | 25:58秒 | 209.980円 |
3位 | GALLERIA XA7C-R70S | 33:11秒 | 169,980円 |
4位 | DAIV Z7-QR4 | 34:24秒 | 269,800円 |
blenderのレンダリング速度
blenderでサンプルモデルのAgent327Barbershopをレンダリングしてみましたが、CPUレンダリングでは10秒台をマークしていてかなり優秀な事が分かります。
blenderを使ったレンダリング速度 | |
CPUレンダリング/10:47秒 | |
V-rayのベンチマーク数値
以前借りたRTX2080TI搭載PCではGPU速度が47秒台だったのに対してRTX3080は27秒台と20秒も早くなっています。
CPU | 00:51 |
GPU | 00:27 |
CINEBENCH R15のベンチマーク数値
OpenGL | 199.97fps |
CPU | 2623cb |
CINEBENCH R20のベンチマーク数値
CPU | 6284pts |
サブスタンス ペインターやマーベラスデザイナーも動作確認済み
テクスチャペイントソフトのサブスタンス ペインターに、洋服を作ったり出来るマーベラスデザイナーは問題なく動作確認できました。
フォトショップの処理能力
フォトショップを使って6000x4000pxの写真に「ぼかし放射状」を最高画質で適用すると約11:50秒で処理が完了しました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。
過去に使ったパソコンと比較してみるとCPU性能が良くなっても数秒の差で大きく結果が異なるわけではない事が分かります。大量の画像にバッチを使ってフィルター処理を適用する場合は時間が変わってきますが、数枚の画像をレタッチするぐらいならあまり意味はないかなと思います。
CPU | 時間 | レビューPC |
Ryzen 9 3900X | 8:55秒 | ガレリア ZA9R-R70S RTX2070Super搭載 |
Core i9-10900K | 9:83秒〜11:50秒 | GALLERIA-ZA9C-R80T |
Core i7-10700 | 12:48秒 | ガレリア XA7C-R70S |
Corei7-9700 | 13:42秒 | raytrek MX |
ゲームのベンチマーク結果 / 軽いゲーム
軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークは最高品質ですごく快適のスコアが24007と快適に操作出来る事ができました。
ドラゴンクエストⅩ | 24007 |
ゲームのベンチマーク結果 / 中程度のゲーム
中程度の処理能力を要求されるモンスターハンターも常時60FPSが表示されて快適にプレイする事ができました。
モンスターハンターワールド | 60FPS |
APEXではFPS数値が常時60前後を表示してくれて快適に動作しました
APEX | 60FPS |
ゲームのベンチマーク結果 / 重たいゲーム
高画質で重たい処理のFF15のベンチマークは最高設定の「高品質」「4Kサイズ」でベンチマークを測定してみると7219の快適が表示されました。今までいろいろなグラフィックカードを比較してきましたが快適表示されたグラフィックカードは初めてです。
FF15ベンチマーク | スコア 7219 |
GTA5のグラフィックをすべて最高設定にしベンチマークを測ると常時FPS数値が60前後で快適に表示されました。
GTA5ベンチマーク | 60〜FPS |
オンラインで対戦できるFPSゲームPlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)はグラフィック数値を全てウルトラにしてもFPS数値が140FPS前後で快適にプレイ出来ました。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG) | 140FPS |
サイバーパンク2077はグラフィック設定を全て高からウルトラにしてレイトレーシングをONにしても60FPS〜90FPS前後を表示してくれて快適に動作してくれました。今はストーリーモードをプレイしていますが独特の世界観に引き込まれて面白いです。
サイバーパンク2077 | 60~90FPS前後 |
GALLERIA UA9C-R38の評価
ドスパラ公式サイト GALLERIA UA9C-R38
最新グラフィックカードのRTX3080が搭載されていてCPUはインテル上位のcore i9-10900Kが積んでいてメモリも32GBでハードディスクもたっぷり容量で30万円は納得の性能です。カスタマイズしなくてもこれを買っておけば問題なくほとんどの事は快適に動作してくれます。しかし最新グラフィックカードが発売したことにより以前まで最新だったグラフィックカードの値段が下がった事で12万円台のパソコンでもかなり快適に動作してくれる事が分かります。
過去に使ったパソコン性能を比較した表がこちらです。
パソコンの名前 | GALLERIA RM5R-G60S | ガレリア XA7C-R70S | GALLERIA UA9C-R38 |
デザイン | |||
レビュー記事はこちら | レビュー記事はこちら | 今回使ったパソコン | |
値段(詳しくは公式サイト参照) | 79,980円 | 129,980円 | 299,980円 |
Blenderレンダリング時間(CPU) | 29:09秒 | 16:59秒 | 10:47秒 |
ドラクエ10ベンチマーク高品質 | 16530 | 21480 | 24007 |
FF15ベンチマーク 高品質 | 2659 | 4302 | 7219 |
メモリ | 16GB | 16GB | 32GB |
ストレージ | 512SSD | 512SSD | 1TB SSD 2TB HDD |
CPU | Ryzen 5 3500X | Core i7-10700 | Core i9-10900K (カスタマイズ選択) |
グラフィックカード | GeForce GTX1660 SUPER | GeForce RTX 2070 SUPER 8GB | RTX 3080 |
これをみると分かりますが、確かにグラフィックカードの性能が要求されるハイエンドゲームの数値では圧倒的にRTX3080搭載モデルが優位に立っていますが、12万円台パソコンでもFF15ベンチマークでは4302スコアを叩き出しているので問題なく動作良好で重たいゲームもクリアしています。
BlenderのCPUレンダリング時間で比較してみても30万円台パソコンは10秒台と早く、7万円台のパソコンでは30分と遅すぎますが、12万円台のパソコンでは16:59秒と6分程しか変わりがないんです。
もちろんメモリやストレージ容量が少ない部分もありますがここは別途パーツだけを購入したら簡単に追加する事が可能です。
今回紹介した30万円のパソコンGALLERIA UA9C-R38は確かに早くて性能も素晴らしいです。お金が余っていて快適な環境が欲しい人は購入したら良いと思いますが、それよりも型落ちしたパーツが搭載されているガレリア XA7C-R70Sは12万円台と値段が安いのにハイエンドPC顔負けの性能なのでかなりお得なパソコンとなっている事が分かったのでこれから3DCGを勉強しようとしている人にはお勧めできる1台となっていました。実際に使ってみたレビュー記事はこちらに書いているので合わせて参考にしてみてください。
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【PC購入】ドスパラのPCを48回払いでネット通販で注文する手順を1から詳しく書きました
ドスパラPCは最短、明後日届きます!
ドスパラPCは神奈川県で製造されていて、配送には「ヤマト運輸」を採用しているので「翌日出荷」と記載されているパソコンは明後日到着します。また金曜日に注文したとしても、土曜日に発送して日曜日に到着します!配送がとにかく早くて実際に2019年、2023年に注文したら直ぐに到着しました。
ドスパラPCは過去に2度購入しています。
ドスパラPCは2019年と2023年と2度実費購入していますが、初期不良もなく全く問題なく使用できているのでオススメ出来るBTOメーカーです!(記事にはしていませんがその昔にも購入経験があり合計3回です)2019年には分割払いで購入した時の購入方法も記載しているので参考にしてみてください。