今回はドスパラさんより12コア24スレッドのCPUにはRyzen9 5900XとグラフィックカードにRTX3080が搭載されて水冷CPUファンも搭載されているハイスペックパソコンGALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載をお借りしたので実機レビューしてみましたが、レンダリング速度も速くてFPS数値も高く、値段が高いだけあり何をするにも性能は文句なしに良かったです。
記事掲載時点ではお借りしたパソコンの中で2番目に速いパソコンとなっています。(ちなみに1番速いパソコンは先日お借りしたGALLERIA UA9C-R38 第12世代Core搭載です。)
ページ最後には値段が低い20万円と、もっと高い40万円PCでは性能がどれだけ違うのか比較もしているので合わせてそちらも参考にしてみてください。
今回借りたのはこちらのパソコンです
機種名 | GALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載 |
CPU | Ryzen 9 5900X |
グラフィックス | GeForce RTX 3080 10GB GDDR6X |
メモリー | 16GB |
ストレージ | 1TB Gen4 NVMe SSD |
値段 | 369,980円 (詳しくは公式HPを確認してください) |
GALLERIA UA9C-R38のデザイン
本体サイズは大きくて、高さ480mm、幅220mm、奥行き440mmで、重量は14kgあるので箱から出す時に少し重たさを感じます。正面と天面はマットブラックで左右と上面手前はシルバーパーツで重厚感を感じさせるデザインとなっています。また細かい無数のダイヤカットから熱が逃げるように作られているので、重たい処理をした時にも安定して動作出来る様に機能性も考えられて作られています。
斜め上から見た本体のデザイン
画像クリックで拡大します | |
真横から見た本体のデザイン
左面は電源を入れるとグラフィックカードの発光が見えるように作られています。 | |
正面・後ろの端子
正面にはオーディオ入出力、USB3.2×4、電源がついています。
USB穴は本体上部と、外付けHDDを置いたりして使いやすい位置にあります。
背面にはUSB3.2×8、LANx1、オーディオ入出力が付いていて、デュアルディスプレイ用にモニターを増やしたり、液晶タブレットを接続する用にDisplay Portx3、HDMIx1が付いています。
GALLERIA UA9C-R38のパーツ構成と性能
ネジ2つを外す事で簡単に扉を開ける事が出来ますが、配線が綺麗にまとめられているので
いつでもパーツを付け替えたり変更しやすくなっています。
グラフィックカードの性能
グラフィックカードはGeForce RTX3080が搭載されているので、現在発売されているハイエンドゲームも綺麗な画質で問題なく動作してくれる上に、3DCGのレンダリング速度も速くて満足する性能を出してくれました。
型番 | 性能 | |
RTX3090 |
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RTX3080Ti |
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RTX3080 |
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RTX3070Ti |
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RTX3060Ti |
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RTX3060 |
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RTX2060Super |
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ベンチマークソフトで有名な3DMARKで計測してみるとTIME SPYのスコアは14611、グラフィックスコアは16271となりました。
CPU性能
CPUにはAMDの12コア24スレッドで基本クロック数が3.7GHzのRyzen 9 5900Xが搭載されています。GAMMAXX L240 V2+(水冷CPUファン)が搭載されているのでCPUを強力に冷やす事が可能で、Mayaを使ったCPUレンダリング速度も速いので仕事でも十分使える性能を持っていました。
Ryzen9 5950X | 16(32) |
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Ryzen9 5900X | 12(24) |
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Ryzen7 5800X | 8(16) |
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Ryzen7 3700X | 8(16) |
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Ryzen5 5600X | 6(12) |
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3DMARKでCPU数値を測ってみるとMax Threadsの数値は10393となりました。
メモリの搭載数値
メモリは多ければ複数のアプリを同時に使っても快適に動作するのに役立ちます。16GBでも十分動作してくれますが、アプリが落ちてしまう場合は32GBにする事で快適に操作する事が出来るようになります。
ストレージの容量 (データ保存)
ゲームのインストールやデータ保存に必要なストレージは初期状態だとSSDが1TBあります。
1TBがどれだけの量かというと、1TBは1000GBです。
人気のゲームをインストールしようとするとフォートナイトは31GB必要で、キングダムハーツⅢだと65GB、GTAⅤだと98GBと大容量必要になる物ばかりなので多くのゲームをインストールしたり、3DCG制作ではモデルやテクスチャなどのデータ容量が増えれば必要な容量が多くなりますが、最初は1TBあれば十分快適に操作できる量があると言えます。また、量が足りなければ後から増設出来るスペースが確保されているので簡単に増やす事が可能です。
リジッドカードサポートでしっかりパソコンが固定されています
RTX3070以上の高価なグラフィックカードが搭載されているパソコンは輸送中の脱落やたわみによる接触不良を起こさないように「リッジドカードサポート」と呼ばれる大型ステーでしっかりグラフィックスカードを固定してくれる工夫がされています。
パソコンの動作音
パソコンの動作音を測ってみると、重たい処理をしない状態だと常時34db程で非常に静かですが、V-rayベンチマークを起動したりレンダリングをすると多少負荷がかかってうねりをあげたように大きな音がする事がありました。
ちなみに一般的な生活音の大きさは以下となります。
騒音計で計測した音の評価数値 | |
冷蔵庫の音 | 30db |
室内のエアコンの動作音 | 40db |
室外機のエアコンの動作音 | 50db |
MAYA arnoldのレンダリング速度
mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。
使用ソフト | MAYA arnold |
レンダリングサイズ | 1920×1080 |
バイク本体のテクスチャ | 2kサイズx90枚 |
倉庫 | 2kサイズx50枚 |
レンダリング時間は12分33秒とかなり速い速度となっています。過去レビューしたパソコンの中では現時点で2位の速さとなっています。
順位 | レビュー記事 | MAYA レンダリング |
---|---|---|
1位 | GALLERIA UA9C-R38 第12世代Core搭載 | 9:37秒 |
2位 | GALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載 | 12分33秒 |
2位 | GALLERIA XA7R-67XT | 21:20秒 |
3位 | GALLERIA XA5R-67XT 5600X搭載 | 24:33秒 |
4位 | GALLERIA XA5R-67XT 5600X Windows 11 搭載 | 31:46秒 |
5位 | GALLERIA XA7C-R37 | 32:32秒 |
6位 | raytrek Debut | 38:36秒 |
blenderのレンダリング速度
blenderでサンプルモデルのBMWをレンダリングしてみましたが、CPUレンダリングは1分52秒で、GPUレンダリングも1分51秒台です。こちらもレンダリングがとても速いです。
blenderを使ったレンダリング速度 | ||
CPUレンダリング/01:52:03秒 | ||
GPUレンダリング/01:51:81秒 | ||
Vray ベンチマーク数値
CPU | 00:46 |
GPU | 00:26 |
CINEBENCH R15のベンチマーク数値
OpenGL | 200.46fps |
CPU | 3361cb |
CINEBENCH R20のベンチマーク数値
CPU | 7849pts |
サブスタンス ペインターも動作確認済み
テクスチャペイントソフトのサブスタンスペインターでシミュレーションでペイントする機能を使用してみましたが、問題なく動作確認出来ました。
マーベラスデザイナーも動作確認済み
洋服を作成するシミュレーションソフトのマーベラスデザイナーも問題なく動作確認する事が出来ました。
フォトショップの処理能力
フォトショップを使って6000x4000pxの写真に「ぼかし放射状」を最高画質で適用すると約7.13秒で処理が完了しました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。
CPU | 時間 |
Core i9-12900K | 4.96秒 |
Ryzen 9 5900X | 7.13秒 |
Ryzen 9 3900X | 8.55秒 |
Core i9-10900K | 9.83秒〜11.50秒 |
Core i7-11700 | 10.75秒 |
Core i7-10700 | 12.48秒 |
Ryzen 5 5600X | 12.78秒 |
Core i7-9700 | 13.42秒 |
Ryzen 7 3700X | 16.02秒 |
ゲームのベンチマーク結果 / 軽いゲーム
軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークは最高品質ですごく快適のスコアが23860と快適に動作する事が出来ました。
ドラゴンクエストⅩ | 24839 |
ゲームのベンチマーク結果 / 中程度のゲーム
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズのベンチマークを計測するとスコアは25843で快適に動作しました。
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ | 25843 |
フォートナイトをプレイすると124FPS前後が表示されて快適に動作する事が出来ました。
フォートナイト | 124FPS〜 |
APEXではFPS数値が常時60前後を表示してくれて快適に動作しました。
APEX | 60FPS |
GTA5のベンチマークを測ると188FPS前後で快適に表示されました。
GTA5ベンチマーク | 188FPS~ |
ゲームのベンチマーク結果 / 重たいゲーム
FF15のベンチマークでは高品質の3840×2160サイズで計測するとスコアが7004で快適表示されました。中々出る事の無い数値ですがRTX3080の性能の高さが分かります。
FF15 | 7004 |
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)はグラフィック数値を全てウルトラにしてもFPS数値が261前後出て快適にプレイする事が出来ました。
PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG) | 261FPS~ |
PC性能を要求されるサイバーパンク2077はレイトレーシングをオンにしても80FPSとサクサク快適に動作してくれました。
サイバーパンク2077 | 80FPS |
GALLERIA ZA9R-R38 5900Xの総評
GALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載
3DCG操作にもゲームを遊ぶのにも両方使えるハイスペックパソコンですが、40万円パソコンと性能を比べて悩んでしまいますね…
今回使ったパソコンは仕事にも使えるハイスペックパソコンです。正直現場でもここまで性能の良いパソコンを使っていない会社も多いと思いますが、重たい処理もサクサク快適に使いたい人にはオススメ出来る1台となっていました。学生さんには少しもったいない性能で、フリーランスで3DCGをメインに仕事していたり在宅ワーク用としてパソコンを探している人向けのパソコンとなっています。
また、値段が約37万円と高いので他の値段のパソコンと性能差がどれだけあるのか気になる人の為に、過去に使用した20万円と40万円のパソコンと比較した表を作成しました。
パソコンの名前 | GALLERIA UA9C-R38 第12世代Core搭載 | GALLERIA ZA9R-R38 5900X Windows 11 搭載 | GALLERIA XA5R-67XT 5600X Windows 11 搭載 |
デザイン | |||
レビュー記事はこちら | 今回使ったパソコン | レビュー記事はこちら | |
値段(詳しくは公式サイト参照) | 409,979円 | 369,980円 | 204,980円 |
Mayaレンダリング時間(CPU) | 9分37秒 | 12分33秒 | 31分46秒 |
フォトショップフィルター処理 | 4.96秒 | 7.13秒 | 12.78秒 |
ドラクエ10ベンチマーク高品質 | 23860 | 24839 | 15940 |
メモリ | 32GB | 16GB | 16GB |
ストレージ | 1TBSSD+2TB HDD | 1TBSSD | 1TBSSD |
CPU | Core i9-12900K | Ryzen9 5900X | Ryzen5 5600X |
グラフィックカード | RTX3080 | RTX3080 | RadeonRX6700XT |
20万円パソコンでも十分使えますが、2倍の金額を出せばレンダリング速度も2倍速くなります。今回のサンプルでは1枚の静止画だけで10分程の違いになりますが、枚数が多くなるレンダリングでは書き出す時にこれが大きく影響してくるので、作品をより早く完成出来る事に繋がります。
速度を出したくてお金を出せる人は今回使用したパソコンよりも過去に使ったGALLERIA UA9C-R38 第12世代の方が数値を測ると性能が高い部分が多いので、約37万円払うよりもどうせなら約41万円払ってCore i9-12900K搭載パソコンを買ってしまった方が数年先まで満足度を高く作業する事が出来るので結果的にコスパが良いと思いますが、そこまでお金が出せない学生さんやCGを触ってみたいと思う初心者の人はそこまでの性能は最初は必要ないと思うので、まずは10万円~20万円範囲のパソコンを使ってみたら良いと思います。
高いパソコンを買えば重たい処理もサクサク動作しますが、そこまで難しい事をしないのであれば高すぎるパソコンを買う必要はないですよ!
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レビュー投稿で全員に5,000円分ポイントゲット!
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文字数が少ない場合は全員に500ポイントですが、400文字以上のレビュー投稿をすると4500ドスパラポイントがプレゼントされるので、合計5,000ポイントゲットする事が出来ます。5,000ポイントはそのままsteamでのゲーム購入やドスパラでのモニターやキーボード購入に使う事が出来ます。
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【PC購入】ドスパラのPCを48回払いでネット通販で注文する手順を1から詳しく書きました
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ドスパラPCは神奈川県で製造されていて、配送には「ヤマト運輸」を採用しているので「翌日出荷」と記載されているパソコンは明後日到着します。また金曜日に注文したとしても、土曜日に発送して日曜日に到着します!配送がとにかく早くて実際に2019年、2023年に注文したら直ぐに到着しました。
ドスパラPCは過去に2度購入しています。
ドスパラPCは2019年と2023年と2度実費購入していますが、初期不良もなく全く問題なく使用できているのでオススメ出来るBTOメーカーです!(記事にはしていませんがその昔にも購入経験があり合計3回です)2019年には分割払いで購入した時の購入方法も記載しているので参考にしてみてください。