10万円台〜

raytrek ABV 税込み17万円台で購入出来るCGクリエイター向けパソコンはコスパ良しだった! 実機レビュー

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ドスパラ公式サイト raytrek ABV

今回はドスパラさんよりクリエイターパソコンraytrek ABVをお借りしたので実機レビューしました。約16万円台で購入出来るパソコンですが、CPUは8コア16スレッドのRyzen7 3700Xが搭載されているのでmaya、ブレンダー共にレンダリング速度は速く、グラフィックカードはRTX3060が搭載されているので現在発売されている負荷の掛かるハイエンドゲームでも画質を多少下げてあげる事で60FPS表示でサクサクプレイする事が可能でした。メモリは標準で16GBと少し物足りなく、SSDも512GBと少な目ですがここは後から簡単に増設する事が可能なので、とりあえず初期投資を安くパソコンを購入したい人にオススメ出来る内容となっていました。

また、ページ最後には35万円と24万円と今回使った16万円のパソコンでどれだけ性能に差があるのか比較した表もあるので合わせて参考にしてみてください。

今回実機レビューしたパソコンはこちらです

機種名 raytrek ABV
CPU Ryzen 7 3700X
グラフィックス GeForce RTX 3060
メモリー 16GB
ストレージ 512GB NVMe SSD
値段 164,980円
(詳しくは公式HPを確認してください)

raytrek ABVのデザイン


raytrek ABVはマットブラックでシンプルなデザインです。パソコンのサイズは幅207mm、奥行き509mm、高さ440mmと少し大きめですが、至る箇所に熱が逃げれるようにパンチング処理が施されているので、負荷の掛かるレンダリング中にも放熱処理がしっかり出来るように設計されています。

パソコンを斜めから見たときのデザインは以下のようになっています。

画像クリック拡大します

真横から見た本体のデザイン

左右のパネルにもパンチングが開いているので、熱が逃げやすくなっています。

画像クリック拡大します
左面 大きな面のパンチング 右面 小さめな右上角にパンチング

 


カードリーダーは変換器を必要とせずにパソコンに直接差し込めて直ぐに画像が表示されるのでストレス無く動画や画像を取り込むことが出来ます。

正面・後ろの端子


正面にはDVDスーパーマルチドライブ、USB3.0x2、カードリーダー、電源、オーディオ入出力が付いています。全てのパーツはパソコン上部についてるので座りながらでも電源を入れたり、USBの取り外しも快適に操作できました。

背面にはUSB3.1×6、LANx1、オーディオ入出力がついています。

モニター接続にはHDMIx1、Displayportx3が付いて合計4つのモニター接続端子があるので、複数のモニターで快適に作業する事が可能です。

raytrek ABVのパーツ構成と性能

プラスドライバーを使って2本のネジを外すと簡単にパネルを外せますが、どんなパーツが使われているのか中身を確認したいと思います。

グラフィックカードの性能

グラフィックカードはPalit製のGeforce RTX3060が搭載されています。サイズは小型で場所を取らずPC内部を広く使う事が可能です。性能的には現在発売しているグラフィックカードの中では中間に位置する性能ですが実際に使ってみるとゲームをプレイした時のFPS数値をしっかり出してくれて、ハイエンドゲームでも画質を多少落としたら問題なくプレイできる性能となっていました。

型番 性能
RTX3090
1758
RTX3080
1662
RTX3070
1275
RTX2080 Ti 11GB
1270
RTX3060Ti
1133
RTX2080 SUPER
1084
RTX2070 SUPER
993
RTX2080
898
 RTX3060
880
 RTX2070 8GB
871
RTX2060 Super
837
RTX2060
747
GTX1660 SUPER
410
GTX1650
366

>ドスパラ公式サイト Geforce ベンチマーク比較表

CPU性能

CPUには8コア16スレッド搭載のRyzen7 3700Xが搭載されています。こちらも中間位置の性能ですがmaya、ブレンダー共にCPUレンダリングで使ってみると速い結果となりました。

型番 コア数(スレッド数) 性能
Ryzen9 3950X 16(32)
3789
Ryzen9  3900X 12(24)
3411
Ryzen7 3800X 8(16)
2584
Ryzen7 3700X 8(16)
2442
Ryzen5 3600 6(12)
2100
Ryzen7 2700X 8(16)
1779
Ryzen5 2600X 6(12)
1521

>>ドスパラ公式サイトRyzen ベンチマーク比較表

電源性能

電源には定評のあるSILVERSTONEのET750 80PLUSGOLDが使われているので問題なく動作してくれます。

メモリの搭載容量

メモリは8GBが2枚搭載されて合計16GBとなっています。2~3種類の複数のアプリを同時に起動しても問題なく動作しますが、より多くのアプリを同時に立ち上げたり、YOUTUBEの動画の書き出しが遅い場合などは、後からメモリを増設して快適にする事が可能です。メモリはソケットに差し込むだけなので初心者でも比較的簡単に増設する事が出来るので、足りなければ後から増設してあげれば問題ありません。

ストレージの容量(データ保存)

アプリケーションや画像の保存、ゲームのインストールに必要なストレージ容量は512GBのSSDが搭載されています。3DCGを操作するだけだとMAYAは6GBあれば動作しますが、フォートナイトは31GB、GTA5は98GB、キングダムハーツ3は65GBと今どきのゲームは容量が1本で数十GBは当たり前で多いものだと100GB近くあります。後から簡単に増設する事が可能ですが直ぐに容量が足りなくなりそうだなと不安に思う人は初めに増設しておくことをおすすめします。

パソコンの動作音


パソコンの動作音はネットサーフィン中は36db前後で静かで、Vrayベンチマークを起動しても38~40db前後と非常に静かでPCの音が気になる事がありませんでした。静かなPCを求めている人にはお勧め出来る1台となっています。

ちなみに一般的な生活音の大きさは以下となります。

騒音計で計測した音の評価数値
冷蔵庫の音 30db
室内のエアコンの動作音 40db
室外機のエアコンの動作音 50db

MAYA arnoldのレンダリング速度

mayaのarnoldを使って自作したサンプルモデルを例にレンダリング速度を計測してみました。

使用ソフト MAYA arnold
レンダリングサイズ 1920×1080
バイク本体のテクスチャ 2kサイズx90枚
倉庫 2kサイズx50枚

レンダリング時間は24:24秒でした

過去に使ったデスクトップPC一覧表で比べると4位の速さでした。1位のパソコンと比べてもレンダリング速度は数分遅いだけなのでコスパの高いパソコンなのが分かります。

順位 レビュー記事 レンダリング時間 値段
1位 GALLERIA-ZA9C-R80T 20:19秒 279,980円
2位 raytrek ZF 20:54秒 196,980円
3位 GALLERIA UA9C-R38 22:05秒 299,980円
4位 raytrek ABV 24:24秒 164,980円

blenderのレンダリング速度

blenderでサンプルモデルのAgent327Barbershopをレンダリングしてみましたが、CPUレンダリングでは14分台で、GPUレンダリングは18分台となりました。

blenderを使ったレンダリング速度
CPUレンダリング/14:01秒 GPUレンダリング/18:04秒

V-rayのベンチマーク数値

CPUレンダリングは1:23秒で、GPUレンダリングは48秒でした。

CPU 01:23
GPU 00:48

CINEBENCH R15のベンチマーク数値


CINEBENCH R35のベンチマーク結果はOpenGLは137.96fpsで、GPUは1661cbです。

OpenGL 137.96fps
CPU 1661cb

CINEBENCH R20のベンチマーク数値


CINEBENCH R20のベンチマーク結果は3892ptsです。

CPU 3892pts

サブスタンス ペインターやマーベラスデザイナーも動作確認済み

テクスチャペイントソフトのサブスタンス ペインターに、洋服を作ったり出来るマーベラスデザイナーは問題なく動作確認できました。

フォトショップの処理能力

フォトショップを使って6000x4000pxの写真に「ぼかし放射状」を最高画質で適用すると約11.13秒で処理が完了しました。使用したサンプル画像はこちらからダウンロードできます。


過去に使ったパソコンと比べるとフォトショップのフィルター処理ではRyzen9 3900Xが一番早い結果となっています。

CPU 時間 レビューPC
Ryzen 9 3900X 8:55秒 ガレリア ZA9R-R70S RTX2070Super搭載
Core i9-10900K 9:83秒〜11:50秒 GALLERIA-ZA9C-R80T
Core i7-10700 12:48秒 ガレリア  XA7C-R70S
Core i7-9700 13:42秒 raytrek MX

ゲームのベンチマーク結果  / 軽いゲーム

軽い処理で動作するドラクエ10のベンチマークは最高品質ですごく快適のスコアが20316と快適に操作出来る事ができました。

ドラゴンクエストⅩ 20316

ゲームのベンチマーク結果  / 中程度のゲーム

フォートナイトをプレイすると140FPS前後が表示されて快適に動作する事が出来ました。

フォートナイト 140FPS〜

 

APEXではFPS数値が常時60前後を表示してくれて快適に動作しました。

APEX 60FPS

 

モンスターハンターをプレイしても常時60FPSが表示され快適に動作しました。

モンスターハンター 60FPS〜

ゲームのベンチマーク結果  / 重たいゲーム

高画質で重たい処理のFF15のベンチマークは最高設定の「高品質」「4Kサイズ」でベンチマークを測定してみると3770で評価は普通。重たいゲームもサクサクプレイする事が可能です。

FF15ベンチマーク スコア 3770

 

GTA5のベンチマークを測ると常時59FPS前後で快適に表示されました。

GTA5ベンチマーク 59FPS~

オンラインで対戦できるFPSゲームPlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG)はグラフィック数値を全てウルトラにしてもFPS数値が119FPS前後で快適にプレイ出来ました。

PlayerUnknown’s Battlegrounds(PUBG) 119FPS~

サイバーパンク2077のグラフィック設定はすべてを高設定にするとFPS数値が低くなり動作が重たくなりましたが、部分的に下げてあげる事で60FPS前後が表示されて快適に動作するようになりましたので重たいゲームでも設定をしっかりしてあげれば極端に画質を下げずにプレイする事が可能です。

サイバーパンク2077 60FPS〜

 

raytrek ABVの評価


ドスパラ公式サイト raytrek ABV

性能と値段でコスパ良くお買い得なパソコンです。

過去に35万円と24万円と今回使った16万円台のパソコンを比較した表を作成しましたが、今回使ったraytrek ABVは値段の割に良い性能のパソコンだったことが分かりました。

パソコンの名前 raytrek ABV  raytrek ZF GALLERIA UA9C-R38
デザイン
今回使ったパソコン レビュー記事はこちら レビュー記事はこちら
値段(詳しくは公式サイト参照) 164,980円 244,979円 355,980円
Blenderレンダリング時間(CPU) 14:01秒 11:07秒 10:47秒
ドラクエ10ベンチマーク高品質 20316 24311 24007
FF15ベンチマーク 高品質 3770 5800 7219
メモリ 16GB 32GB 32GB
ストレージ 512SSD 1TBSSD 1TBSSD 2TBHDD
CPU Ryzen 7 3700X Core i9-10900K Core i9-10900K
(カスタマイズ選択)
グラフィックカード GeForceRTX3060 GeForceRTX3070 RTX3080

こちらの表を見てもらうと分かりますが、ブレンダーのレンダリング時間はたった数分の差しかなく、ゲームのベンチマーク数値ではさすがに差が開いていますが実際にプレイしてみると重たい処理を要求されるゲームでもRTX3060だと画質を多少下げる事で十分遊べる事が分かったので、3DCGを学びながらゲームをプレイするパソコンを求めている人には十分使える1台となっている事が分かりました。必要以上に性能が良くて高いお金を出さなくても十分使えるパソコンと言えます。

今回使ったraytrek ABVについて詳しく知りたい人はドスパラ公式サイトからチェックしてみてください。

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【PC購入】ドスパラのPCを48回払いでネット通販で注文する手順を1から詳しく書きました

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ドスパラPCは過去に2度購入しています。

ドスパラPCは2019年と2023年と2度実費購入していますが、初期不良もなく全く問題なく使用できているのでオススメ出来るBTOメーカーです!(記事にはしていませんがその昔にも購入経験があり合計3回です)2019年には分割払いで購入した時の購入方法も記載しているので参考にしてみてください。

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